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【携帯電話】主要都市で普及が進む3G

2008-01-23
 3G携帯電話は,「W-CDMA」と「cdma2000」という2種類の方式が使われている。3G携帯電話は元々「IMT-2000」と呼ばれ,その開発目的の一つが世界共通の携帯電話方式を実現することだった。しかし,2G携帯電話がGSMというデファクト・スタンダードで統一された一方で,3G携帯電話は二つの方式に分裂してしまった。

 W-CDMAは,GSMをベースにCDMA技術を取り入れた方式。GSMを導入済みのところは,W-CDMAを導入する傾向がある。 cdma2000の仕様は,cdmaOneとほぼ同じで,北米を中心に採用されている。W-CDMAとcdma2000の両方を利用できる国・地域もあるが,ヨーロッパの主要国が3Gとして採用するのはW-CDMAのみ。ヨーロッパではGSMが前提なので,端末はGSMとW-CDMAを搭載したデュアル・モードになる。

 いち早くサービスがスタートした日本では,3G携帯電話は既に主要な方式となっている。他の国・地域では3Gの普及はこれからだ。主要都市では,3G携帯電話がかなり普及している。

 さらに最近は,3G携帯電話の高速化仕様によるデータ通信サービスが始まっている。

 W-CDMAでは「HSDPA」という仕様で,下りの伝送速度が最大で約14.4Mビット/秒になる。現在提供されているサービスの伝送速度は,3.6Mビット/秒もしくは7.2Mビット/秒である。日本や韓国のほか,台湾,香港,アラブ首長国連邦,アイルランド,イタリア,英国,オーストラリア,スウェーデン,ノルウェー,フランス,米国などが導入している。

 cdma2000では「1xEV-DO」という仕様で,下りの最大伝送速度が約2.4M〜3.1Mビット/秒になる。日本のほか,チェコ,ノルウェー,米国などが導入している。

 HSDPAや1xEV-DOは最大伝送速度が高速なだけではなく,周波数帯域の利用効率が高く,低コストの運用がしやすいという技術的特徴を持っている。このため,いくつかの国・地域では,HSDPAや1xEV-DOを利用したパソコン向けの定額接続サービスが始まっている。

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