ザラの弾くピアノの調べ馥郁(ふくいく)と石の扉を今融かし行く
6/22エフゲニ・ザラフィアンツ ピアノコンサート(東京国立博物館)にて
ザラフィアンツは1959年生まれでロシア出身のピアニスト。
ラフマニノフやスクリャービンを弾かせたら、右に出る者のないピアノの詩人。
音楽院の学生時代、ブレジネフ書記長の銅像の首にUの字の便座をかけて揶揄したため、その後の音楽エリートの道を閉ざされる。
しかし、音楽を捨てることなく研鑽を続け、30代半ばになってようやく演奏家として注目を集めるようになる。
華やかな主流の道を歩むことは出来なかったが、近年は日本の熱心なファンに支えられて毎年来日し、聴く者の魂の広がる豊かな演奏を聴かせてくれている。