短歌帖「月の竪琴」

前田月太郎の、日々心に湧き上がってきた短歌を綴ります。
歌の背景や日記、好きなクラシック音楽等のお知らせを添えることもあります。

2005年12月31日開設、2006年7月11日(満月の日)BlogMaster版短歌帖「月の竪琴」から、引越しました。

大晦日

2007-12-31
大暮(おおぐれ)の真夜中近く街静かコンビニだけが輝いている
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プレ大晦日

2007-12-30
雨上る あと1日の残り日を感謝のうちに終えてゆきたし
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無題

2007-12-29
年の瀬の浄めの雨に濡れる邦(くに) 人よ気高く甦りゆけ
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喫茶店「邪宗門」

2007-12-28
幕末の古銃が並ぶ席に着きタイムマシンに点火した日々
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無題

2007-12-27
生まれ出た紅茶の香りに身を浸し想いを止める夕の一時
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無題

2007-12-26
石蕗 (つわぶき)の光の花は輝けど揺れる揺れざる胸に吹く風
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新人類

2007-12-25
人の世の苦しみを知る幼子が次々降り来る 進化の兆し
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満月の聖夜

2007-12-24
人は皆幸せになっていいのだよ 聖夜を照らす月の歌声
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ミゼリコルディア(慈しみ)

2007-12-23
聖母(マドンナ)の青き衣に包まれる 滝の音する暖かな夜

マドンナ:一般的には聖母マリア様。ここでは聖母マリアを含む全ての聖なる母性。
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2007-12-22
鳥歌う冬の青空 自らを殺めし者を包みゆく風
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無題

2007-12-21
眠りより持ち帰り来たる清浄を日暮れ時まで持ちたきものを
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粂川真優子again

2007-12-20
68127.jpg 見てごらん私のオーラは水の青 切なく光るこの星の色

過日、若き人形作家、粂川真優子さんの第2回個展(KUMEKAWA MAYUKO EXHIBITION 002)を観た。
前回の個展で賑やかに弾んでいた娘たちが、時を経て少し大人になったような雰囲気の作品群。
写真は、個展の案内状に用いられた第三の眼を持つ妖艶な人魚。
今日の一首は、その人魚の囁き。

粂川さんの生み出す人形には、一体一体それぞれに人生を明確に生きているという存在感が漲っており、観ていて飽きない。
人形と向き合っていると、それぞれが自分の物語を語りかけてくる。
それは、作者の姿勢が、人形の姿かたちを作るだけでなく、形の背後にそれぞれの世界を直観しながら作っているからなのだろう。
目に見える姿は、氷山の一角。
そして、今回の展示では、作者はさりげなく各人形の「秘密」を開示してみせた。それぞれの人形の足下に、子供のように寝入っているもう一つの小さな人形を配することによって。

会場(Gallery 銀座フォレスト・ミニ)は、東京銀座の裏通りにある超レトロなビルの一室。
ビル内のあちこちの小部屋でも、さまざまな展覧会が行われており、今やアートビルと化している。
そして、映画でしかお目にかかれないような、手で開け閉めする引き戸と格子のついたエレベーターに乗れるのも、このビルの楽しみのひとつです。
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無題

2007-12-19
この星を抱きしめたいと想う時 私の粒子が夜に溶け込む
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大掃除

2007-12-18
二十四年書棚の奥に潜み居し塵解き放つピュリファイの時
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無題

2007-12-17
陽の終り今日はどっちへ歩こうか 楽しみながらの夜の漂泊
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一か月

2007-12-16
青・白の灯りに踊る暮れの街 バングラディシュに一燭よ届け

バングラディシュを襲ったサイクロン大災害から早一か月。
ネットでも募金支援ができます。

http://www.unicef.or.jp/kinkyu/bangladesh/2007.htm
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無題

2007-12-15
吸殻となって下水に捨てられる煙(けむ)吐き男の自我の一かけ
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無題

2007-12-14
夢人の変わらぬ笑みに我が心三十年を駆けもどり行く
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冬のひまわり

2007-12-13
収穫を終えた畑にぽつねんと向日葵が咲く 一人でもよし
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無題

2007-12-12
真っ青に塗られたバスが走り行く 追いかけたいのに立ち止まる影
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無題

2007-12-11
邂逅は先とカラスに見惚れれば遥か後に過ぎていた星
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樫の木

2007-12-10
樫の木は白き葉裏を冬の陽に向けて揺らがず指向する天
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豊四季教会クレメンティア演奏会

2007-12-09
67139.jpg ヒルティの詞(ことば)を奏で竪琴は御堂(みどう)を開く宇宙残照

友よ、私が死んだなら、祭壇の後にその小さな竪琴を立てかけておくれ。
死んでいった少女たちの花冠がきらきら光るあの場所に。
墓守が旅人に見せている。赤いリボンの巻きついたその小さなハープを。

時々、と驚いたように墓守が言う。
夕焼けの中、まるで蜜蜂の羽ばたきのようにひとりでにハープが鳴っているのが、聞こえるんです。
その音に誘い出されてやって来る子供たちには、まるで花冠が震えているように見えるんです。
(ヒルティの詩 訳:早川りさこ)

作曲家ヒンデミットは「ハープのためのソナタ」の第3楽章で、この詩をモチーフにして曲作りをしたそうです。
ハープが風の中でひとりでに共鳴して鳴っている、その切なくはかなげな音の感じが、この曲によく表れていました。
そして、カソリック豊四季教会の祭壇で奏でられるこの曲を聴いたとき、会場を埋め尽くしたお客様の心はきっと、広大で奥深い宇宙へと羽ばたいていたことでしょう。

各オーケストラ等より結集した名手揃いの室内合奏団クレメンティア、その第6回演奏会が今日、流山市のカトリック豊四季教会で開催されました。
ゲスト出演したN響のハーピスト早川りさこさんの演奏を聴いての、今日の一首です。
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明日へ越える

2007-12-08
真夜中が近づく音を聞きながら今日の想いを脱ぎ捨てている
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回復

2007-12-07
三か月、楽しみながらの養生で糖尿病より今日回復す

三か月のカロリーコントロールとウォーキングによって、糖尿病を示す基本指標数値が基準値(これを超えると糖尿病と判定される)まで下がりました。あとは、この状態を維持していかなければなりません。

8月24日の第1回検査と12月6日第4回検査の比較。( )内が基準値。

HbA1C(4.3〜5.8)
8/24:7.8→12/6:5.6

グルコース(70〜109)
8/24:181→12/6:96

中性脂肪(30〜149)
8/24:393→12/6:48
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冬2007

2007-12-06
アナログのテレビは道に捨てられて桜の赤い葉が降り注ぐ
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生産調整

2007-12-05
牛乳が採れすぎたので出荷せず 天に唾する市場経済
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落葉

2007-12-04
朴の葉がどさりどさりと落ちてくる けじめを付けよ、けじめを付けよ
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岡本太郎『反世界』

2007-12-03
66671.jpg 火となって俺はこの世をこじ開ける 虹は湧き立ち待ちいる天使
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晩秋

2007-12-02
さわさわと枯葉の森を抜けていく 道案内は自分の心
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I believe

2007-12-01
人気ないリンクに残るエッジ痕 ミキティの無念吸い尽せ夜 
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