短歌帖「月の竪琴」

前田月太郎の、日々心に湧き上がってきた短歌を綴ります。
歌の背景や日記、好きなクラシック音楽等のお知らせを添えることもあります。

2005年12月31日開設、2006年7月11日(満月の日)BlogMaster版短歌帖「月の竪琴」から、引越しました。

霜の跡

2006-01-31
霜柱抜けた地面はふかふかと やさしく僕を受け止めている
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光の街

2006-01-30
星空を覆うビル街裏道で 一隅照らす炊き出しの湯気

都心の巨大再開発ビルで行われたコンサートの帰り、人通りのない暗い夜道を行くと、暖かい炊き出しに長い列ができていました。

そのすぐ近くでは、新たなビル建設が進行中で、その先の表通りには、赤や紫の華やかなイルミネーションが並木を飾り、勤め帰りの背広姿が忙しそうに地下鉄に吸い込まれていきました。

こういうバランスの悪さを救えるのは、金や政治よりも先に、炊き出しの湯気に込められるような、人間のやさしく暖かい気持ちでしょう。
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雑司が谷音楽堂

2006-01-29
木の床を伝い身体に昇り来る弦の響きの心地よい午後

日本女子大の近くの住宅街の中に、音楽の好きなご夫妻が開いている「雑司が谷音楽堂」というサロンがあります。
http://homepage2.nifty.com/zoshigayaongakudo/

木の床と吹き抜けの高い天井というこのホールでは、演奏される音が聴き手の身体の芯までズンズンと染み込んできて、大ホールでは味わえない迫力を体感できます。

特に、木の床を伝わって響いてくる弦楽の響きの心地よさは、この音楽堂ならではの醍醐味です。

今日はハープの早川りさこさんとチェロの金木博幸さんのデュオで、響き合う弦の調べを十二分に堪能しました。
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朗読会

2006-01-28
心込め放つ言葉の音に乗り 天使は運ぶやさしエナジー

今日、八重洲ブックセンター本店で、飯島晶子さん等が出演の八重洲朗読会を聴きました。

心ののこもった優れた朗読は、原作が無味乾燥な文体であっても、言葉の中に生命を吹き込み生き生きとさせます。

生身の人間が場の中に、見えないけれど心地よい波を起こしていく。
音楽の生演奏と同じで、ライブの醍醐味でした。
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目覚め

2006-01-27
新しい朝の始まり鳥は鳴き 夢の幻甦り来る
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ゴルゴタの秘儀

2006-01-26
暗黒に包まれし丘に人は泣き やがて静かに陽は昇り来る
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片岡礼子さん

2006-01-24
銀幕を駆け抜けてきたあの人のブログに出会う今日の楽しさ

手には拳銃、心に優しさ。

キネマの世界を疾走してきた私の大好きな女優、片岡礼子さんがブログを始められました。
http://blog.goo.ne.jp/kataokareiko/

「新しい始まり」
いいですね!

大病からの復帰、無理せずじっくりと進んでいかれることを祈ります。

どっどど どどうど どどうど どどう 
(宮沢賢治/風の又三郎)
「鬼火」心に刻まれています。
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街の灯

2006-01-23
残雪の凍る夜空は澄み渡り幻惑の世の行方見守る

善も悪も地上のこと。
人それぞれにお役あり。
天使たちは人間がどのような生き方を選択し、そこから何を学ぶかを見つめているのでしょう。
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2006-01-22
我が内にあふれる泉あることを示し誘う姫神の宮

やさしい気持ちで暖かい涙を流す時、人間は皆つながっていることが判ります。
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未練雪

2006-01-21
粉雪よさらりさらさらやわらかく あの人の跡そっと消しゆけ
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露顕の大波

2006-01-19
寒空に日々顕れるエゴの果て 道省みる光とぞなれ

エゴは本来、かけがえのない自分という存在を認めてほしい、という自己の存在を訴える欲求だったそうです。

しかし、人間が調和とかバランスという観念を軽視してきたことによって、今では私利私欲、我欲、自分さえよければというような意味になってしまいました。

自分と家族の幸せのために、他の家族の幸せと安全に目をつぶる人、お金で何でも買えるとうそぶき相手の気持ちを軽んじる人、病気の子供をたぶらかして死なせて逆切れする人・・・

日々、ニュースに現れるこれらの人々の魂は、「こんな風に生きてはいけない!」と私たちに訴え、叫んでいるのかもしれません。

これらの人々と出会ったことで死んでいった方々に合掌。
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忘れない1月

2006-01-18
1月の寒空はるか刻まれた怒りの69 悲しみの95

築き固めよ我等が世界
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良寛さん

2006-01-17
七十で恋する人を得た朝に光り輝く暖かな雨
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愛せる限り

2006-01-16
大いなる愛に包まれ生きるとも愛する人に巡り会いたし
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別れ

2006-01-14
母親を看取った友の悲しみが笑顔の奥にそっと現る
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I can fly!

2006-01-13
ようやっと

てっぺんまで来た

この先へ

どう踏み出すか

煙突男の明るい夕べ
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2006-01-11
一つになる
  
   ひとつになる
   
     別れていても
 
 それを信じて
   
    今を生きる
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バランス

2006-01-10
ひまわりもでんでん虫も圧し潰し 築く人の世雪降りしきる

近年起こっている天変地異は、自然総体(地球)が人間総体(地球人)に何かを訴えかけているのでしょう。
先に進化していくものがバランスを取り損なえば、地球もバランスを崩してしまうのです。
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分岐点

2006-01-09
二股の分かれ夜道の樹の下に語りかけ来る微笑み地蔵
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分れ道

2006-01-09
あの時に幸せの道も選べたね 別れたひとと何時か語ろう
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ドビュッシー

2006-01-08
レントより遅くが如くゆっくりと歩む生にも情熱はあり
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1月6日

2006-01-06
「そうですね」相手を認める一言が会話の中に光を入れる
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日の終わりに

2006-01-05
今日の日は何か発見できたかと夜の際にて思い巡らす
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スプレニッツァ

2006-01-04
ドアノブの弾痕は無言 陽を浴びてあの死の意味を突き付けてくる

1995年7月11日。
年末のBSで観ました・・・
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三賀日

2006-01-03
三賀日過ぎて今年も君からの来ない賀状を待ちわびている

そんな日々もありました・・・
行方知れずのあのひとが、この空の下の何処かで幸せに生きていることを祈ります。
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明日

2006-01-02
思い出は越えてゆけると歌姫は 明日への光(オーラ)やさしく運ぶ

先日の紅白歌合戦に出演した平原綾香さんの優しい歌声は、心の深いところへ染み渡りました。

あの時、平原さんの後ろでアコースティックの美しい演奏を奏でていたのは、NHK交響楽団のお二人、ハープの早川りさこさんとコントラバスの池松宏さんです。

平原さんの優しい歌声と名手二人の演奏が相まって、賑やかな紅白のなかで、しっとりと印象的な場面が生み出されました。

「明日は新しいわたしがはじまる」(「明日」/作詞松井五郎)
そんな気持ちで新しい年を開いていきたいものです。

つらい思い出はいつまでも抱きしめないで、宇宙へ還していくことによって新しい私を始めることができる。素晴らしいメッセージでした。
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謹賀新年

2006-01-01
06010sitihukuken.jpg
七福の天使導く宝船 生命すべてに幸せよあれ

この冬の寒さも厳しいですが、閉ざされた人の心はさらに世界を冷たくする気がします。
新しい年の光が、どなたのもとへも運ばれていきますように。
Posted by tsukitaro at 23:10:34Comments(0)TrackBack(0)
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