資生堂の前田新造社長は毎日新聞のインタビューに応じ、好調な中国市場を足がかりにロシアなども含めた海外事業を強化する考えを明らかにした。08年度から3カ年で売上高全体に占める海外市場の割合を40%台に高め「化粧品で日本発のグローバル企業となる」との決意を示した。【聞き手・小島昇】
−−中国では4期連続で売上高が30%以上増えそうです。今後の海外戦略は?
◆中国では化粧品専門店を全省に展開し2500店(07年末)になった。スキンケア分野が有望なロシアでは1月から現地法人が営業を始めている。仏のロレアルが強いが、モスクワとサンクトペテルブルクの2大都市でトップシェアを取りたい。社長就任前に20%台だった海外売上比率は40%台が射程内に入っており、海外事業を国内と双璧(そうへき)に育てる。
−−複数のブランドを一つにまとめる「メガブランド戦略」を採用した成果は?
◆小粒でたくさんのブランドから、市場で存在感のあるブランドに再生した。将来、真のグローバル企業として盤石の地位を築くには、強いブランドを整えておくのが絶対条件だ。
−−「TSUBAKI(ツバキ)」を投入した高価格帯シャンプーは、各社が参入する激戦区ですが。
◆万年3位にも入れなかったヘアケアの分野で1、2位を争っている。赤字覚悟で3年がかりで育成するつもりが、初年度で黒字となり、昨年は新製品「白ツバキ」も出した。各社が競い合い、消費者の選択肢が広がるのは好ましいことだ。
毎日新聞 2008年1月26日
女性って、経済動かしますよね。