栃木県日光市(旧・今市市)の市立大沢小1年生吉田有希ちゃん(当時7歳)が殺害された事件は12月1日、3年を迎える。
栃木、茨城両県警の捜査本部は、犯人に土地鑑があるとみて、捜査員延べ19万6000人を投入、連れ去り場所から半径5キロ圏内の1万世帯2万9000人に聞き込みを続ける。
有希ちゃんが下校中に友達と別れた三差路に近い住宅。栃木県警捜査1課の大澤卓也巡査部長(36)と機動捜査隊の白石悦子巡査長(27)が家人に事件のチラシを渡し、「事件当日、変わった様子はなかったですか」「不審な車を見ませんでしたか」と話しかけた。
事件当日の記憶を住民にたどってもらうことは、日増しに難しくなっている。「まず、信頼関係。熱意が伝われば、思い出してくれるはず」と白石巡査長。
何度も訪ねた人にも聞き込みを重ねる。大澤巡査部長は「情報が出尽くしたわけではない。話を聞く時間が長くなって、時には『帰ってくれって』と言われる」と語る。相手にとって何気ないことも、どう事件に結びつくか分からないだけに、気が抜けない。
大澤巡査部長は3人の娘と有希ちゃんの姿が重なる。「両親の気持ちは痛いほどわかる。有希ちゃんの無念を必ず晴らします」。辺りに広がる雑木林の落ち葉を踏み、次の家に向かった。(宇都宮支局 木口順晶)
(2008年11月29日16時15分 読売新聞)
なんで捕まらないんだろう
