◇「代表への国民の信頼傷付いた」
秋田県知事選で県連支持候補が敗れた翌13日、民主党内では鳩山由紀夫幹事長が小沢一郎代表に進退の決断を迫る可能性に言及するなど、次期衆院選への影響を懸念する発言が相次いだ。毎日新聞が10、11日実施した全国世論調査で代表辞任を求める声が7割を超えたことも併せ、党内に動揺が広がっている。
秋田県知事選は連合秋田や社民党県連が当選した自民党県連の支持候補を支援する「ねじれ」もあったため「県連レベルの話だ。党本部には推薦も応援依頼も一切なく、代表の責任はない」(鳩山氏)というのが民主党執行部の公式見解だ。
しかし、同党にとって小沢氏の公設秘書が政治資金規正法違反で起訴されて以降、推薦候補が落選した3月末の千葉県に続く知事選2連敗。13日に東京都内で講演した近藤洋介衆院議員は「小沢代表への国民の信頼は大きく傷付いた」と事件の影響を指摘した。
鳩山氏は13日に出演した民放ラジオ番組で、毎日新聞の世論調査結果について「民主党に勝ってほしいと思う人ほど事件はショック。(小沢代表に)早く辞めてほしいと思っている」と分析。有権者に説明する機会を設けるよう小沢氏に提案する考えを示したうえで「国民が納得すれば応援することになるし、そういかなければ『ご自身として判断してください』と申し上げるしかない」と述べた。
小沢氏は7日の記者会見で「次期衆院選で必ず政権を取れる」と強気を崩さなかった一方、「選挙も確定していないので先のことは分からない」とも述べており、進退の決断に注目が集まる。小川敏夫参院議員は13日、BS11デジタルの番組で「国民に説明して理解を得られないなら、政権交代の大義のために身を引く決断を早くしてもらいたい」と要求。野田佳彦広報委員長はBS11の別の番組で「代表自身が冷静に判断するのを待つ以外にない」と党内の空気を代弁してみせた。【白戸圭一、小山由宇】
◇与党、補正で攻勢へ
自民党は県連支持候補が勝利した秋田県知事選の結果を「党へのアレルギーが払しょくされた」(菅義偉選対副委員長)と歓迎している。与党は内閣支持率が回復傾向にあることにも自信を深めており、このまま勢いに乗ろうと自民、公明両党の国対委員長が13日、野党各党を訪ねて09年度補正予算案の早期成立へ協力を要請。衆院選をにらみ、実績づくりを加速させている。
秋田県知事選を受け、与党内には景気対策が浸透し「麻生離れ」に歯止めがかかったとの見方が広がった。麻生太郎首相は13日の政府・与党会合で「政府・与党と野党のどちらが国民を考えているか、今後も違いを明確にしていきたい」と強調した。
自民党の大島理森国対委員長は野党4党の国対委員長との会談で、補正予算案を27日に提出する方針を伝えた。民主党の山岡賢次国対委員長は「中身を十分に検討する」とけん制。山岡氏は記者団に「(5月)11日の週が常識」と述べ、大型連休前の審議入りに難色を示した。【高山祐】
毎日新聞
やはり影響するんですかねぇ
