さかやんのコンサル日記 Vol.434「債務超過?」平成18年8月11日 金曜日
新規事業を行うときに、公的な助成金を活用することはよくあることです。
先日、ある企業の社長さんが新規事業の相談と、それに活用できる
助成金があれば教えて欲しいといわれました。
このような時にまず聞くのは、経営状態です(財務状態)。
財務状態が悪いと、いくらいい事業計画を出しても助成金事業に採択
されないことがあります。
その社長さんに、債務超過はありませんか?と聞くと、債務超過とは
どのような状態か?と逆に聞かれました。
企業が借金すること自体は、よくあることです。
設備投資をするからそのお金を借りる、運転資金を借りるなどは
通常の経営活動の一環でしょう。例えば売上が5億円の企業が
新規設備を購入するために、1億円借りたとしたましょう。
売上規模からすれば大きな額ですが、購入した設備で毎年売上が
見込めるなら、これは正当な設備投資です。
要するに、借金の額ではなく、経営を継続する上で適切な借入を
しているかどうなのです。
例えば、年収600万のサラリーマンが5000万円で自宅を購入したとします。
30年ローンで毎月10万円づつ返済する。借金の額自体は大きいですが
きちんとした生活設計の上で借りているので問題ありません。
返すあてもないのに、ギャンブルで借金するなんてのは論外ですが、
借金して設備を買ったのに、計画どおり売上が上がらなかったという
ケースはあります。このような場合、借金が返せなくて倒産することも
あるでしょう。
話しを戻して先の社長さんの質問ですが、助成金が採択されないほどの
債務超過とは、借入の額でなく、現在借りているお金がきちんと返済
できる経営状態にあるか(継続して注文くれる得意先があり、安定経営
できるかどうか)という視点です。もし、それが説明できないとせっかくの
よい事業計画でも採択されないケースがあります。
まずは既存の事業基盤をしっかり固めており、その間に別事業を行う。
このようなケースであれば、問題ないのです。
今日の一言
「経営が不安点なら、助成されないケースがある」
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