さかやんのコンサル日記 Vol.399「冷たい飲み物」平成18年5月19日 金曜日
商品は買う前に手にとって実物を見ることが出来ます。もし気に入ら
なければ買わないでしょう。サービス業の場合は、商品を手にとって
見ることができません。しかし、美容院やエステなどの場合、どのような
成果がでるか(髪の毛を整えてくれるなど)をイメージすることが
できます。しかし、コンサルティングというのは、成果がイメージ
し難いのです。ですので、買うほうは何を根拠にコンサルに仕事を
依頼していいか分からないケースが多くあります。
現在、ある会社のBSC導入コンサルをやっています。BSCについて
100%理解している社長さんなら、成果がイメージできますが、
そのような社長さんは少ないでしょう。今回の会社の社長さんも
イメージできていません。今回は、経営者が作成した経営計画を
末端の社員まで浸透させ、的確に計画を実施できる体制と仕組みを
つくりたいということです。それには、BSCによるアクションプランや
業績評価指標の設定などが合っているのです。社長さんには、BSCに
ついてあまり説明しませんでした。説明しても理解しにくいでしょうし、
BSCを導入することが目的ではなく、経営計画を現場の社員でも
できる詳細な計画に落とし、それができているかどうかを管理する
体制と仕組みが欲しいのですから、BSCを使うにしてもそれを表に
出す必要ないのです。これは、ニーズとウォンツの違いで説明
できると思います。
例えば、暑い日に何か冷たいものが飲みたいというのがニーズです
(この場合、冷たいものであれば、ジュースでもビールでもいいか
もしれない)。しかし、冷たいものの中でも、特にジュースを飲み
たいというのであれば、オレンジジュースやアップルジュースなど
具体的なものを提供します(これがウォンツです)。
今回は、BSCを使いたいというウォンツではなく、計画を的確に
実行したいというニーズなのです。ですので、その実現どのような
手法を使っても問題ないのです。ですので、BSCの成果物を説明
するのではなく、このような帳票や管理体制を作れば計画が的確に
実行できますということを説明できれば、社長さんも成果を
イメージしやすいと思います。事実今回は、プロジェクトが始まる
前に、過去の事例からアクションプランの内容やその決め方などを
説明したら結構納得してくれました(BSCという言葉は出していない)。
いずれにしても、自分のニーズを満たしてくれるということが
分かれば、コンサルという商品を買ってくれるのです。
今日の一言
「ニーズが満たされるか理解してもらうことが必要」
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坂田岳史(さかやんです)
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