さかやんのコンサル日記 Vol.269 平成17年6月27日 月曜日
1回読みきり 「人と人との壁」
梅雨に入ったのに、雨が降りませんね(^^;
梅雨前線は、オホーツク高気圧(冷たく湿気が多い高気圧)と
太平洋高気圧(暖かく湿気が多い高気圧)がぶつかった境目に
できるということです。
太平洋高気圧の勢力が強くなり、梅雨前線が北に押し上げられ
消滅したら、梅雨明けになり夏本番になるそうです。
さて、先日のメルマガで、営業部や製造部など部門の間には見えない
壁があると書きました。これは部門間だけでなく、人と人の間には
常に見えない壁があります。
部門間はもちろんのこと、社長と社員、企業とITベンダーにも
壁がありそうです。
特に、社長と社員の壁は相当厚いと感じます。これは、社長と
社員が仲が悪いということではなく、考え方が大きく違うと
いうことです(経営者と従業員で考え方が違うのは当たり前ですが)。
社長は常に会社全体の全体最適を考えますが、社員は自分の担当分野
の全体最適を考えます(これは、全社的にみると部分最適になる)。
IT活用の場面でも、このようなことがよく起こります。
社長は、受注から調達、生産、出荷まで一貫した流れという全体最適
をシステムを構築して作りたいのですが、各部門では抵抗があります。
調達部門は、一括して発注した方が効率いいですが、製造部門では
それでは在庫が増えて困るという。製造部門では同じものを連続して
作りたいが、それではお客様が欲しいときに欲しいものが出荷できない
と営業部門が言う。その結果、全体最適がなかなか実現しない。
その結果、社長が困る(^^;
さあ、これを解決するにはどうすればいいでしょか?
一般的には、経営トップが強いリーダーシップを持って全体をまとめる
といわれますが、あまり強権を発動すると逆に反発がおきます。
2つの高気圧の間にできた梅雨前線は、太平洋高気圧の勢力が大きく
なり消滅しますが、こちらの壁はどちらか一方の勢力が大きくなって
なくなっても、大きなしこりが残りますね。
ちなみに、ある会社では外部から強力な助っ人(その業界で成功した
経験のある経営者)を招き、全体最適に取り組みました。
かなりの粗治療を行った結果、全体最適が実現したようです。
(ただし、それに反発し辞めた社員も多くいた)
台風が梅雨前線を吹き飛ばしたのに、似ていますね。
今日の一言
「壁を壊すには大きな力が必要」
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有限会社ダイコンサルティング
中小企業診断士
ITコーディネータ・ITCインストラクタ
坂田岳史(さかやんです)
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