さかやんのコンサル日記 Vol.288 平成17年8月12日 金曜日
1回読みきり 「RFPの深み」
IT業界の方は、RFP(Request For Proposal)というものをご存知だと
思います。これは、提案依頼書と訳され、企業が情報システムを
発注するときの、発注仕様書と言ってもいいでしょう。
さかやんも、このRFP作りを多く支援・指導しています。
RFPは企業サイドで作成し、ITベンダーに渡します。RFPを貰った
ITベンダーはそれに基づき、システム提案をします。
このRFPですが、実は作りかたによりベンダーの提案書の内容が
かなり変わってきます。
例えば、大阪から東京まで移動したいのだが、どういう方法があるか
提案して欲しいというと、新幹線、飛行機、夜行バスなどがあります。
もし、「最も安い方法で行きたい」と移動の条件につけると、
提案は夜行バスしかなくなります。
情報システムのRFPも、通信回線には○○を使うこと、サーバーの
仕様は○○であること、さらにソフトはパッケージを利用すること、
など細かく決めてしまえば、ITベンダーが提案する幅が少なくなります。
これは良いことでしょうか、悪いことでしょうか?
私はどちらでもなく、ケースバイケースだと思います。
例えば、企業の中にITに詳しい方がいて、細かくRFPを作ることが
できるなら、それでいいと思います。逆にITに詳しい方がいないなら
回線やサーバーのことは記述せずに、自分達が業務的にやりたいこと
だけをRFPに記述してもいいと思います。
ITベンダーは、やりたいことをシステムで実現する方法を提案して
くれるでしょう。
つまり、企業内にITに詳しい人がいれば、RFPは詳しく書いてもいいし、
詳しい人がいないなら、詳しく書かなくてもかまわないと思うのです。
RFP自体の作りかたは、これでいいのですが、後者の場合少し問題が
あります。つまり、ITに詳しい人がいないということは、ベンダーの
提案書の内容を適正に評価できないのです(この場合、結局費用面
だけの判断になるケースが多い)。
実は、これが一番大きな問題だと思っています。
結論をいうと(私の個人的な結論ですが)、ITに詳しい人がいない
場合、ITコーディネータなどの外部の人材を使い、ある程度詳しく
RFPを作り、かつ提案書の評価も支援してもらうということです。
このようなことを、早く多くの企業に気がついてもらいたいとのですが、
なかなか難しいですね。
今日の一言
「ベンダー提案を評価する仕組みが重要」
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中小企業診断士
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坂田岳史(さかやんです)
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