さかやんのコンサル日記 Vol.331 平成17年11月30日 水曜日
1回読みきり 「2つのやり方」
さかやんは、ITベンダーともよく一緒に仕事をします。
以前ある大手ベンダーと一緒に仕事をしたときは、開発の見積を
出す時、会社のルールに沿って見積もり出します。
このルールとは、厳格に開発工数を計算して積算した費用を出します。
この工数には、マネージャなどの間接工数や交通費などの間接工数も
含まれます。また、担当者がはじき出した工数見積を上司が徹底的
にたたきます(たたくとは、本当にこの工数でいいかどうかかなり
突っ込んでヒアリングするということです)。
これが1つでも漏れていると、見積が承認されないということです。
なんか悪いこと書いているようですが、当たり前といえば当たり前の
見積算出方法だと思います。
ただ、その結果、かなり高い見積になります(逆に言えば、精度が
高い見積なのですが)。
一方、中小のベンダーの場合、あまり厳格なルールがなく担当者の
力量に任せているケースが多いと思います。その結果、それほど高い
見積にならないこともあります。
また実際開発に入れば、追加の要件などがでることが多々あります。
大手ベンダーの場合は、追加要件があると厳格に再見積をして費用を
提示します(これも当たり)。中小の場合、多少のことならリスクの
範囲だということで無償で対応します。
(大手ベンダーと中小ベンダーという切り口で書いていますが、
かならずしも大手、中小がこのような実態だとは限りませんので、
念のため)。
企業にとっては、どちらがいいベンダーでしょうか?
以前、ある中小のベンダーと一緒に仕事をしているとき、追加要件が
でました。ただ、内容的には軽微なものです。中小ベンダーの社長さんは、
これくらいでしたら、今の費用の範囲で充分対応来ます。費用よりも
システムがお客様の役に立つことが大事ですからと言われます。
また、以前大手ベンダーと一緒に仕事をしているときも、追加要件が
出ました。こちらもそれほど大きな変更ではありません。しかし、
担当のSEは、一旦持ち帰って検討しますといい即答しませんでした。
後日、追加要件についての見積を営業が持ってきました。さかやんも
ちょっとびっくりするほどの金額です。結局、追加費用が出ないので
追加要件はあきらめるしかありませんでした。
後者のベンダーのやり方を批判するつもりは、まったくありません。
むしろ、当たり前のやり方なのです。
ただ、どうしてもひっかかるのは、このようなやり方は自社にとっては
いいかもしれませんが(追加費用が貰えるので)、お客様にとって
本当にいいやり方なのかなと思います。
このメルマガでは、どちらがいい悪いの結論付けはしませんが、
ベンダーの取組みにはこのような2つのやり方があるようです。
ちなみに、さかやんは中小ベンダーのやり方です。コンサルやっていると
どうしても後から、追加の要件が出てきます。その時、いちいち再見積
していると時間がかかります。それよりも、すぐに対応してあげる方が、
その企業にとって有益な場合があります。もちろん、金銭的には赤字に
あることもありますが、それが後から返ってくることもあります。
私は、今のところ中小ベンダーのやり方の方がいいと思っています。
今日の一言
「損して得とれ」
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本メルマガは実体験を基にお送りしておりますが、登場する企業の業種や
役職、コンサル内容は脚色してストーリ化しております。実際のコンサル
内容をそのままお送りしている訳ではありません。
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<発行者>
有限会社ダイコンサルティング
中小企業診断士
ITコーディネータ・ITCインストラクタ
坂田岳史(さかやんです)
sakayan@daiconn.co.jp
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オールアバウトのガイドもやっています。
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「一期一会」その瞬間を大切にします。
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