さかやんのコンサル日記 Vol.301 平成17年9月12日 月曜日
1回読みきり 「抵抗勢力」
先日ある会社の社長さんから、
「今のシステムを全面的に入れ替えたい」
「ついては、新規システムの企画を考えて欲しい」
と言われました。
さらに、
「単にシステムを入れ替えるだけでなく、業務改革を伴う
システム企画にして欲しい」
「尚、今のシステムは、うちのA君が詳しいのでA君と相談して
進めて欲しい」
ということです。
早速、Aさんに話を聞きに行きました。Aさんは、今のシステムを
開発したシステム担当の方です。
今のシステムは、販売管理が中心ですが、パッケージでなくAさんを
含む社内の方の手作りです。追加追加を繰り返したため、かなり
使い難いところがあります。
今回は、外部のシステムベンダーを使い、スクラップ&ビルドで作り
直す方針です。(ただし売上管理だけは今のシステムを活用します)
まずはAさんと新システムの方向について相談しました。
さかやん「売上管理の方法ですが、今のやり方では地域別や店舗
別に管理できないので、も少し詳細に管理できるように
しましょう」
Aさん 「それは無理です。売上管理は今のシステムを活用しますが、
地域別などのキーがありません」
さかやん「ん・・・」
さかやん「現在、顧客ごとの売上が管理できていません」
「新システムでは、売上を顧客ごとに管理できるように
しましょう」
Aさん 「そんなことしたら、データ量が増えてサーバーが
パンクしますよ」
どうやらAさんは、システムの中身については詳しいのですが、
業務改革については、まったく意味が分かってないようです。
さらに、業務改革ができない理由をシステムのせいにしています。
改革には抵抗勢力がつきものです。通常は、現場の方々が抵抗勢力に
なるケースが多くあります(今の仕事の内容を変えたくないので)。
今回は、システム担当者が抵抗勢力になりそうです。
(今のシステム内容を変更したくないため)
もちろん、売上管理を今のシステムでなく作り変えれば、Aさんの
主張はクリアできます。しかし、予算的に難しいのでなんとかAさんを
くどいて修正してもらうしかありません。
また、現場の方も抵抗勢力になりそうな気配です(これは社長も
気にしている)。
結局、社長さんと相談して、システム企画を作るまえに、業務改革
プロジェクトを発足させて、業務のあるべき姿から取り組むことにしました。
もちろん、Aさんにもプロジェクトに入ってもらい、業務改革の必要性を
認識してもらいます。
今日の一言
「システム化の前には、業務改革をやれ」
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