さかやんのコンサル日記 Vol.360 平成18年2月13日 月曜日
1回読みきり 「エンジニアの申請書」
中小企業新事業促進法という法律が、平成17年4月13日に公布施行されました。
この法律の目玉は、「新連携支援事業」です。これは、異業種の中小企業が
それぞれの得意技を持ち寄り、何か新しい製品を開発したり、新しい
サービスを提供することを支援するものです。
現在、さかやんはこの新連携支援を複数やっています。新連携事業には
融資や補助金があり、きちんとした申請書を作成して提出し承認を受ける
必要があります。ただ、新連携を申請を行なう企業は製造業が多く、
申請書を作成するのもエンジニアの方が書かれます。別にエンジニアの
方が申請書を書くのが悪いわけじゃないのですが、どうしても技術的な
内容になってしまいます。一方、申請書を読む方は、必ずしもその分野の
専門家ではありません。例えば、会計士の方も読まれるそうです。
(収支計画などをチェックするため)
そのような方が、難しい技術の話をすぐに理解できるわけがありません。
しかし、エンジニアの方は素人に分かるような書き方ができません。
そこで、さかやんの登場となります。もちろん、申請書を書き方だけを
支援しているわけではありませんが、これも重要な支援業務です。
例えば、Aという物質とBという物質があり、この2つを融合させると
Cというまったく新しい物質ができ、これが従来にない機能を実現させる
とします。エンジニアの方が申請書を書くと、2つの物質を融合させる
技術を重点的に書かれます(もちろん、それが得意なのだから)。
しかし、ビジネスとして展開するためには、その新しい物質Cが従来の
ものとどう違うのか、利用者にとってどう役立つのか?ということを
お客様の視点に立って、明確に書かないといけません。
特に、従来からある製品の代替品を開発・販売する場合は、従来品との
差別化できる点を重点的に記述する必要があります(逆に、今まで市場
になかったものを投入する場合は、消費者が本当にそれを買うかどうかを
明確にする必要があります)。
実は、新連携支援事業の申請は、申請書だけでOK、NGを決める一発もので
なく、申請書を事務局に持っていき内容を説明できます。ですので、
初めは技術的なことばかり書いていても、後から修正できますが、
一発ものの申請はそうは行きません。
新しい技術を開発し、新製品を開発することは産業の活性化に大きく
寄与しますが、お客様の視点を忘れたらせっかくの技術も埋もれて
しまうのです。
今日の一言
「技術者も商売人の心を持て」
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<発行者>
有限会社ダイコンサルティング
中小企業診断士
ITコーディネータ・ITCインストラクタ
坂田岳史(さかやんです)
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オールアバウトのガイドもやっています。
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