大切な家族を失うということは本当に悲しい最悪の事態です。
その最悪の事態に残された家族が経済的に貧しくなるという悲惨な状況に陥れば、これほど不幸なことはありません。
このような最悪の事態を、さらに悲惨なものにしないために、生命保険があります。
これが生命保険の本来の存在意義です。
しかし、保険に加入するとお金がかかります。ですから安心のために大きな保険に入れば良い、というものではないと思います。
残された家族にはどれくらいの資金が必要なのか?
これを、きちんと計算することが重要です。
保険以外に準備されているもの、遺族年金や死亡退職金等も考慮する必要があります。コンサルティングをしていると、とりあえず大きな保険に加入している、という方が多いようです。
当たり前のことですが、保険の金額があなたの価値ではありません。
例えば独身女性で、1,000万円や2,000万円の保険に入っている方は結構多いです。私なんか、親戚との付き合いで、大学生の時に3,000万円の保険に加入していました。
どう考えても大学生に3,000万円の死亡保障は必要ないですよね。
保険金額を決める時は、その方が亡くなった場合に、保険からそれだけのお金が出なければ絶対に誰かが困るか?ということをよく考えてください。
もちろん悲しむ人は大勢いらっしゃると思います。ただし、この悲しみは時間だけが解決してくれるものです。お金では解決できません。ここでは、感情の面はひとまず置いておいて、あくまで合理的に考えてください。
それと、死亡保障を考える場合、もう一つ大事なことがあります。
それは死亡率です。
人間いつかは亡くなります。つまり最終的な死亡率は100%です。
しかし、保険を考える場合においては、
保険が必要な年齢までに亡くなる確率を考えると、合理的です。
例えば、私(29歳)であれば保険が必要な年齢は、2歳の娘が社会人になるまでの20年間、つまり49歳までと考えられます。
健康体の私が20年以内に亡くなる確率はどれくらいあるでしょうか?
ちなみに私は0%だと思っています。孫の顔を見るまでは、といった感じです。しかし、統計からすると残念ながら0%ではありません。1%です。
結論から言うと、1%に入れば保険が役立ちますが、99%に入れば役に立たないということです。
では、99%のほうに入った場合、私には何が待っているのでしょうか?
それは長生きのリスクです。
1%の確率にかけるお金と99%の確率にかけるお金、どちらも必要ですが、そのバランスを考えることが大切です。
それでは、万一が起きた場合の必要保障額の考え方をお伝えします。
保険会社などが算出する必要保障額は多くの場合、契約者死亡前の生活を全く変えずにすべて保険金で賄うという前提で計算されています。
つまり、
・専業主婦の奥さんは専業主婦のまま
・子供は東京の私立大学に仕送りをして行かせる
というように、お父さんが元気で働いている時と同じ状況で計算されています。
私の個人的な意見ですが、
一家の大黒柱が亡くなるという一大事に、奥さんが働かずに一日中家の中にいるということは、ほとんどの場合、無いのではないでしょうか?
それと同じように、子供さんも東京の私大ではなく地元の大学に進学する、奨学金を利用する、といったことも考えられるはずです。
このように考えられる方は、もっと保険料のダイエットが可能です。
ちょっと乱暴な言い方ですが、
独身の方は2,000円〜5,000円で十分良い保険に加入できます。
夫婦お2人で12,000円〜17,000円で十分良い保険に加入できます。
上記の金額以上に保険料を払っている方は掛けすぎです!
保険の見直しをすることによって、大きな節約が出来ます。