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しきつめる出会い

2009-09-28

強い心だけが明日を作るなら 僕らはあまりに無力だ 通りすがりの混沌に心を許し 行きずりの絶望と一夜を過ごす 強い言葉が火種となって メッキのランプに火を灯す 名無しの天使が悪意をさらし 正義と倫理が未来を探す 深層心理は開かずの扉 良心を締め付ける重い綿 着飾った人間ですら中身を覗いて叩くとホコリたつ それが嫌で怨敵(おんてき)である怒りと弱さを滅して廃す 思考回路の美女は理屈を愛す 何事も頭で考え理屈で構築する 感じて浮かび上がる本質とは程遠く きっとこの思考も不純物 足りないモノを数えたら手足の指では足りない 吐き出す二酸化炭素で夢と希望に満ちた発想を発送したい 時に動く事に疲れ 馴れ合う事に不満を抱え 一人膝を抱えるベッドの上 痛みを伴う妄想の暴走 思い描くご都合的な理想郷 足りないモノを数えては 不幸を自慢したい気分になっていた しかし満ち足りたモノを数えてみると たちどころに幸福感で満たされた 潮騒と夕凪が歌う唄 貴女とあの本がそれを授けてくれた この地に住まう精霊と僕の中の神よ 魂と肉体から邪な思考と思想を追い出したまえ 生を重ねるにつれ 様々な痛手は次第に薄れ 強度を増すは心の杖 落ちない汚れも磨けば汚れそのものが輝くはずだ 羞恥の向こう側にあるモノは進化の欠片 邪な思考と思想は貴女から飛び出して今では冥府の彼方 だからきっと七色の未来を想像しては薔薇色の過去を謳うしかない そんなクヨクヨしてちゃ今までの苦労が供養できない 二つの目で美しいモノを見る事もあれば 醜いモノを見る事もあるだろう 二つの耳で美しいモノを聞く事もあれば 醜いモノを聞く事もあるだろう だから一つしかない口からは美しい言葉だけを 暴風のようなパトスと共に届けよう この星にこの星の住人として選ばれたのだから 責任転嫁して誰かに作られた世界を呪う真似はしない 世界を変える事も自分を変える事も容易ではない ただし視点さえ変えれば何もかも違って見えるから 打ち壊すべきは自分自身の鉄の殻 無理に誰かを真似る必要はない 貴女は誰にも似なくていい 畏怖も畏敬も払いのけ 信じたその道を真っ直ぐに行け 誰かの為に微笑むなら 貴女の為に微笑む人の為に微笑んで 貴女の為に泣いてくれる人の為に泣けばいい 空を仰ぐと空は蒼く  美しい言葉が天へと誘う 晴天に雨雲をしきつめる出会い ダイヤのような雨が降る 浄化されし星の核 不毛の大地に花が咲く この世の美しい歌のすべて どうか僕のこの指とまれ

Posted by merutomo at 11:39:56 | Permalink

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