http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080622-00000067-mai-base
○楽天3−1広島●(22日)
七回、スコアボードの楽天の4番に「田中」の文字が点灯した。先発・岩隈を継ぎ、プロ初の救援マウンド。「雰囲気が違った。燃えました」と田中。150キロ近い速球に鋭いスライダーを交え、八、九回は3者凡退。「岩隈さんの勝ちを消さないで良かった」と初セーブに安堵(あんど)の表情を浮かべた。
岩隈も踏ん張った。涌井(西武)やダルビッシュ(日本ハム)も苦しんだ広島市民球場の低いマウンドに慣れず、序盤は生命線のスライダーが高めに抜けた。それでもフォークを生かして乗り切り、スライダーの制球も回を追って改善した。1点を失った直後の五回1死一、三塁では栗原をスライダーで遊ゴロ併殺に。「あの1球が大きかった」と岩隈。試合中に修正するエースらしい投球で、広島・ルイスとの10勝投手同士の対決を制した。
野村監督は田中の投入を最初から考えていたと明かす。中継ぎ陣が崩れて阪神に連敗。一方、田中は中5日と休養十分な上に、23日で交流戦が終了すれば、その後3日間は試合がない。指揮官は全体を見渡し、岩隈で落とせない一戦に盤石の手を打った。
「必勝パターン。岩隈、マー君(田中)のリレーで負けるわけにはいかない。明日はマー君、岩隈でいくか」。豪華リレーでの完勝に、冗談を交えた野村監督の口も滑らかだった。