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片頭痛に関すること

2011-02-28

片頭痛の痛みは、従来、血管の拡張によるものと考えられてきました。すなわち、片頭痛の前兆期には、血管が収縮することにより脳血流が低下するため前兆の症状が現れ、頭痛期には血管が拡張に転じ頭痛が生じるとの説で、血管説といわれてきました。
 しかし、脳血流が低下している時期にすでに頭痛が始まることが明らかになり、痛みの原因として脳血管の周囲に分布する三叉神経が注目されました。この血管の周囲にはサブスタンスPやCGRPという神経伝達物質であるニューロペプチドがあり、これが遊離し、血管拡張や血管周囲の炎症が起こり痛みを発するとの説で、三叉神経血管説(さんさしんけいけっかんせつ)といわれています。精力剤
 最近の新しい片頭痛治療薬であるスマトリプタン(イミグラン)が有効であることは、この三叉神経血管説を裏づけるものといえます。
治療の方法:
 片頭痛の治療には、頭痛時の急性期治療と予防的治療があります。
頭痛時の急性期治療
 欧米では1990年ごろからスマトリプタンというセロトニン受容体に作用する薬が第1選択薬として片頭痛に用いられて効果をあげてきました。日本でも、2000年にスマトリプタンの注射薬が認可され、01年にはスマトリプタンとゾルミトリプタン(ゾーミッグ)が経口薬として認可されました。
 これらはトリプタン製剤と呼ばれますが、頭痛が始まってからでも効果がある点で使用しやすく、約60-70%の片頭痛の患者さんに有効で、片頭痛の発作に伴う悪心、嘔吐、光過敏音過敏などの随伴症状に対しても有効であることが示されてきました。また、ひとつのトリプタン製剤が無効でも他のトリプタン製剤が有効であることもしばしば認められます。現在、日本では4種類のトリプタン製剤が使用可能です。
 従来から使用されていた酒石酸エルゴタミン(カフェルゴット)などのエルゴタミン製剤は、前兆の時期に投与すると効果があることが知られています。しかし、エルゴタミン製剤はこの時期を逃して頭痛期になってから投与したのでは効果が出ません。現在では、大多数の片頭痛の患者さんに対しては、効果、副作用の観点からトリプタン製剤のほうがよく、エルゴタミン製剤は片頭痛の発作回数の少ない場合、あるいは発作の持続時間が長い場合のみに用いるという点で専門家の意見が一致しています。
 また、頭痛の程度が軽い場合には、まず消炎鎮痛薬から試み、これが有効でない場合にトリプタン製剤を試みるという、段階的な治療法も行われます。
 頭痛発作時に悪心、嘔吐が強い場合には、通常の内服錠剤では十分な効果が得られないことが少なくありません。このような場合には、ドーパミン拮抗薬であるメトクロプラミド(プリンペラン)やドンペリドン(ナウゼリン)などの制吐薬を併用すると効果的です。
予防的治療
 片頭痛の発作がしばしばあり、急性期治療だけでは十分に治療ができない場合や、急性期の治療が薬の禁忌(きんき)(使用を禁じられていること)や副作用のためにできない場合、また急性期治療の乱用がみられる場合などには、片頭痛の予防的治療を考慮しなければなりません。
 従来から、予防的治療としてβ(ベータ)遮断薬のプロプラノロール(インデラル)や、抗うつ薬のアミトリプチリン(トリプタノール)、抗けいれん薬のバルプロ酸(デパケン)などが有効とされて用いられてきました。近年、カルシウム拮抗薬のロメリジン(テラナス、ミグシス)が日本で開発され、頭痛の頻度と程度が軽減されることが明らかになり、現在臨床の場で広く使用されています。
 予防薬を使う基準としては、まず発作の頻度があげられます。最近は、1カ月に3-4回以上、支障度の強い頭痛発作がある場合には、原則として予防薬を使用することが推奨されています。紅蜘蛛

Posted by lucy 16:29:53 │Comments(0)TrackBack(0)

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