
ドイツの逸品には、独特なこだわりがあると前々から思っていた。これまで高速道路で試乗した車にも言えるが、メルセデスSクラスなどは「究極のセダン」で、意識してハンドルを切らずとも、アクセルだけで道なりにすんなり曲がっていく感じ、そして同乗者に旋回中を意識させない挙動やった。究極まではいかずとも、ワーゲンゴルフでも、旋回中に、窓と天井の間に指突っ込んでみると、そのカチっとしたボディーの「つくり」は確認できた。どちらももたらす結果は、「長距離運転しても疲れない」に尽きる。それがその国のニーズなのか、どうも「装備」や「スペック」よりも、「つくり」重きにモノをこさえているのだろうな。
疲れない「究極のセダン」ベンツを手に入れるのは、現状のジブンでは現実味のないことながら、疲れない「究極のつっかけ」なら、今の自分でも「決心」さえあれば買える逸品がある。
東奔西走するジブンの「足」がクルマやとすれば、平日の下町を駆けずり回るヨメの「足」は"足"以外何物でもない。ちびった「つっかけ」には前々から気付いていたし、平日空けっ放しの家を守る感謝も込めて、ほったらかし気味やった結婚記念日の記念品に選んだのは、フィンコンフォートサンダル。これは「萬田銀次郎」も乗る"ベンツ"の「つっかけ版」なのだ。
そしてドイツ人、案外始末屋で、エエもん買(こ)うた後は、リペアにリペアを重ね使い切る気質。そんな背景にもどこか惹かれる。「フィンコンフォート」とググってみて数件の入手ルートはあったのだが、そんなゲルマン魂も感じ取れた大阪下町の(
フットウェアフクヤという)靴屋さんに足を運んでみた。すると、一期一会の会話ながら「なにわ魂」も兼ね備えた店のご主人、祝福の
のぼりを上げて下さった。ドイツの「モノ」も、ながら、やっぱし大阪下町の「心」大好きです。