息を引き取った直後、自分も長い時間をかけて執刀医に詳細を尋ねた。実際にコンピュータのデータ画像を見ながら説明を受けたのだが、直径90mmという破裂寸前の大動脈瘤で、かなり危険な状態での手術であった。一般的には、通常30mmくらいの大動脈が50〜60mmを超えて肥大すると手術が必要とされるそうなので、それを大きく超えて肥大した血管は、もはや次の瞬間に破裂してもおかしくなかった状態と言える。
残された義母の方は、今だ急激な血圧上昇による突然の卒倒、手の震え、人目が怖い等、心身症の症状のようなものまで見受けられる。大半は弔問客との話題で手術のことを触れられた後に症状が現れるようで、そのことが、よっぽどストレスとなっているようだ。
こんな時、理屈を述べたり、しっかりしろと言い聞かせることは、かえって逆効果なので、周囲はとにかく、安心させる。不安を取り除く。に徹するしかない。難しいけれど。

