寒かった寒かった。起きて朝刊取りに行ったら雪舞っていたそんな今日。さて、今夜も10時25分からNHK教育放送を酒呑みながら見てみるべし。「列車内読書」ネタ。宮本輝アニキの作品の中でも、多くの人に長く読み続けられているという青春小説「青が散る」に、今更ながらやけど順番が回ってきた。3合瓶チビリチビリ呑みながら、先日上りのひかりで読み終えた。
「青が散る」、主人公の燎平は、ジブンと同じく「野田阪神」の住まいやし、相変わらずおもくそ身近な背景。ご自身の追手門学院大学時代の1966年から1970年頃が話のモデルとあるが、時代背景違えど、若者の気持ちに今も昔も変わりないなと、ジブンの青春時代や今を過ごす長男長女を思い浮かべながら読んだ。
ジブンの青春は、ちょうどこの物語が刊行された頃やけど、燎平がテニスに情熱を注いでいたように、当時はロックギターやロックミュージックに青春の全ての情熱を注ぎ、文芸作品には触れることすらなかった。
しかしバンド活動も、青春を燃やす若者の「夢と闘志」「力と友情」のぶつかりあいやったし、その間には惚れた腫れたとかもあり、ラケットをギターに置き換えれば、登場人物達の行動、機微、共感に思い当たるフシは多々ある。ただ、当時は相手の機微を敏感に感じ取れるような繊細ナド持ち合わせてはいない「イタさ」やった。
一つ、目を奪われてしまった場面、大学テニス部の花形選手「安斎」が、大会中に出たパニック障害の発作で試合を棄権するシーンには、同じような爆弾抱えている、ママさんバレー部の古株選手「ヨメ」と被ってしまった。
生きていて、偉そうなコト言うても、所詮「命を賭ける」ほどのものなど何もないのだ。フランス人の老パテシエ「ペール」が言ったセリフ、「人間一番大切なもの、それは自分の命ね」は、何故か生々しく突き刺さった。
そして青春の終焉、他の登場人物は何かを失いながらも何かを得て突き進んでいく傍ら、何も失ってはないことにはなるが、一番大きなものを失ってしまった主人公燎平の切ない顛末。それでも、登場人物達のその後をついつい想像したくなる爽やかな後味。
時代変れど、青春というものは必死でイタく、でも笑ってしまうものに変わりはないな。
ジブンの青春は、ちょうどこの物語が刊行された頃やけど、燎平がテニスに情熱を注いでいたように、当時はロックギターやロックミュージックに青春の全ての情熱を注ぎ、文芸作品には触れることすらなかった。
しかしバンド活動も、青春を燃やす若者の「夢と闘志」「力と友情」のぶつかりあいやったし、その間には惚れた腫れたとかもあり、ラケットをギターに置き換えれば、登場人物達の行動、機微、共感に思い当たるフシは多々ある。ただ、当時は相手の機微を敏感に感じ取れるような繊細ナド持ち合わせてはいない「イタさ」やった。
一つ、目を奪われてしまった場面、大学テニス部の花形選手「安斎」が、大会中に出たパニック障害の発作で試合を棄権するシーンには、同じような爆弾抱えている、ママさんバレー部の古株選手「ヨメ」と被ってしまった。
生きていて、偉そうなコト言うても、所詮「命を賭ける」ほどのものなど何もないのだ。フランス人の老パテシエ「ペール」が言ったセリフ、「人間一番大切なもの、それは自分の命ね」は、何故か生々しく突き刺さった。
そして青春の終焉、他の登場人物は何かを失いながらも何かを得て突き進んでいく傍ら、何も失ってはないことにはなるが、一番大きなものを失ってしまった主人公燎平の切ない顛末。それでも、登場人物達のその後をついつい想像したくなる爽やかな後味。
時代変れど、青春というものは必死でイタく、でも笑ってしまうものに変わりはないな。

