"一応"高校時代の恩師が書いた話題作。主人公の住まいに、いきなり「此花区」「国道43号線」「(阪神電車西大阪線の)伝法駅」とか、身近な地名が次々と現れ、ついつい引き込まれていく出だし。
いつの間にか、ジブンが見ている世間の風景も、裏に動めく「甘い汁」は、普通に当然の如く想像して眺めるようになっている。それは社会問題にまでなるような大金やなくとも、身近にさえちょくちょく感じる匂い。「身近」というワケではないが、ちょっと前に話題になっていた亀親父の顛末だって、「甘い汁独り占めにしてしもうたんかな」と、似たような匂いプンプン感じる。
「"そこそこ"がどれだけ難しいものか」を既に予感させる出だしだ。しばらく楽しませて頂けそうな"大阪弁"のハードボイルド。


「大阪弁のハードボイルド」に興味深々です。
アクのドきつい萬田金融を想像しました。
次に読みたい候補に挙げます!
ちなみに、「伝法」って改札口がえげつなく
奥まってるのが凄いですよね〜。
情景リアルな本はほんま惹かれますよね。毎朝「伝法」から
電車乗り継いで出勤する刑事想像して親近感覚えました(笑)。