ゆっくりと、ゆっくりと先日読み終えた輝アニキの「花の回廊」、昭和30年代前半の尼崎(アマ)や福島区を舞台に、作者アニキ自身の子供時代がモデルであろう「松坂家」の翻弄ぶりが描かれ、また朝鮮戦争に揺れる在日の人達の"生命力むんむん"な暮らしぶりも交え、確かに「戦後の昭和」という、混沌と煮えたぎる時代相をも描いた力作やった。ジブンのコドモ時代は昭和40年代から50年代にかけてで、経済急成長も一息つき"調和"とか"未来"とかが謳われるようになった頃。福島駅にはミスドもマクドもステーキハウスとかも並ぶようになってきてたし、野田阪神に行けば「新橋商店街」だけやのうて、シロ(ジャスコ)やイズミヤのスーパーにも足伸ばしてたし、夏休みは市営プールか、たまにはラサやクラレのプールで泳いでたし。物語に出てくる子供らに比べればもっと平々凡々に世の中を眺めとったように思う。
ちょっと秘かな楽しみの一つで、NHKで日曜日の深夜に放送してる「NHKアーカイブス」という番組をたまにチェックして見てる。きっと家族といっしょに見ても、うっとしがられる番組。前回放送はちょうどその「花の回廊」の舞台と時同じく、昭和30年代前半、夏休みを過ごす大阪の子供達を映し出した番組やった。
・有名と思われる私立小学校でのインタビュー:
「お父さんはね、自分が京都大学出たもんやからね、私にもね、京大京大って言うんですけどね、私はね、もっと柄に合った道にね、進みたいと思うてるんです。」と。小学生にして「自分の柄に合った道」という言い回し、将来の夢は?と聞かれ一言「ハケン!」と言う今時の小学生よりさすがしっかりしてはる、というかやっぱしおばちゃんっぽい言い回しかも。
・遊泳禁止看板が立つ淀川で運搬船につかまり泳ぐ、ごんたくれ軍団にインタビュー:
「先生達は、見回りに来ないの?」
「んー?先生ら来るのん、だいたい来ても昼からやから、それまでには帰るよ」と、今も昔も感じない言い回しながら、淀川で運行中の「運搬船」につかまり泳ぐとは、やってること自体はおもくそワイルド。
しかし、生活の為に働く小学生の姿が普通に映し出されるは、小説に出てくる「蘭月ビルの敏夫」そのものかと思えた。ジブンの世代でも、小遣い稼ぎに稼業手伝うコトは、ないこともなかったとは思うけれど、生活の為に小学生が普通に働くという光景は、もはやフツーではなかったかも。
同時期の小説読み終えたとこやったんで、しげしげと白黒の画面に見入ってしまった。しかし時代背景変われど、人の心自体は差して変わらん山脈をなして続いていくのだろうな。
・有名と思われる私立小学校でのインタビュー:
「お父さんはね、自分が京都大学出たもんやからね、私にもね、京大京大って言うんですけどね、私はね、もっと柄に合った道にね、進みたいと思うてるんです。」と。小学生にして「自分の柄に合った道」という言い回し、将来の夢は?と聞かれ一言「ハケン!」と言う今時の小学生よりさすがしっかりしてはる、というかやっぱしおばちゃんっぽい言い回しかも。
・遊泳禁止看板が立つ淀川で運搬船につかまり泳ぐ、ごんたくれ軍団にインタビュー:
「先生達は、見回りに来ないの?」
「んー?先生ら来るのん、だいたい来ても昼からやから、それまでには帰るよ」と、今も昔も感じない言い回しながら、淀川で運行中の「運搬船」につかまり泳ぐとは、やってること自体はおもくそワイルド。
しかし、生活の為に働く小学生の姿が普通に映し出されるは、小説に出てくる「蘭月ビルの敏夫」そのものかと思えた。ジブンの世代でも、小遣い稼ぎに稼業手伝うコトは、ないこともなかったとは思うけれど、生活の為に小学生が普通に働くという光景は、もはやフツーではなかったかも。
同時期の小説読み終えたとこやったんで、しげしげと白黒の画面に見入ってしまった。しかし時代背景変われど、人の心自体は差して変わらん山脈をなして続いていくのだろうな。

