蟻の生態では、支配層というのか幹部というのか、上の方が2割で、多くのよく働く働き蟻が6割で、残りの2割が駄目な蟻、怠け者の蟻なんだとか。そして、それはサラリーマン社会も同じで、エリートが2割、多くのよく働く社員が6割、後の2割は怠け者の駄目な社員である、という話を、現伊藤忠商事会長、丹羽 宇一郎氏がTV番組「カンブリア宮殿」で語られていた。
この法則は絶対的であり、蟻を、よく働く働き蟻だけを移して、それだけの社会にすると、いつの間にかまた2:6:2の社会になってしまう。つまり、怠け者の駄目な蟻が居てこそ、働き蟻が一生懸命働く。サラリーマン社会もそうで、多くのよく働く真面目なサラリーマンは、怠け者の駄目社員が居てこそ、毎日頑張ってせっせと仕事をするのだ。というようなことを、冗談かどうかおっしゃっていた。
随分昔の話になるが、僕が都会の企業のサラリーマンの新人の頃、デキルと評判の上司が、会社は駄目社員も計算に入れて、採用をしている、という話をした。つまり毎年、多くの人員を採用するが、全てがちゃんと戦力として活用出来る、とは採用する企業側も思っていなく、最初から捨てる社員も見込んで採っているのだ、ということだった。
丹羽 宇一郎氏は会社組織では駄目社員も必要な存在なのだ、と冗談混じりなのか、話していた。
もう一つ、エリートの必要性、エリートの育成も語られていた。エリートというが、傑出したリーダーだ。頭が良くて、仕事においてキレルデキル、組織を引っ張っていける有能なリーダー、または候補。それが企業社会では、ひいては日本社会では絶対に必要なのだ、と、エリートの育成を力説した。
番組ホストの村上龍も、エリートというのは、本当はものすごく大変な立場である、と言っていた。まあ、そうですね。組織の幹部というのは、そこにただ大きな顔で居座っているのじゃなくて、責任が取れる力量が必要だ。実力を持っていてこその幹部なのだ。
今のリストラの多い、実力主義成果主義に移行して来た会社社会では、なかなか生き残りが難しいですけど、尻の方の2割、という席はなかなか魅力的ですね。
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