1、二つのレベルの競争優位
・顧客との接点での差別化の競争
・顧客との接点に至るまでのシステムの競争⇒ビジネスシステム
(研究開発→原材料の確保→・・・・→サービス)=バリューチェーン
ビジネスシステムは目に見えづらく、構成される経営資源も蓄積が必要なので長期にわたって優位性を持続できる。
2、ビジネスシステムの構築
・ビジネスシステムの設計
一体どのようにしてビジネスシステムを構築すればいいのか?
?分業構造の決定
長い活動業務の中で自分がどこを担当し、どこを他社に任せるのか、また他社に任せたとき他社との関係はどうするのか?
?情報、モノ、カネの流れの仕組みの設計
選択した業務の中で効率的に経営資源を流す仕組みの設計
?調整と規律のメカニズムの工夫
分業も資源の流れも自然と上手く行くものではないので、それらが上手く機能するための調整が必要
・ビジネスシステムの優劣の判断基準
?有効性
最終的に顧客に価値のあるものを提供しなければならない
?効率性
価値を提供しても利益を上げなければ意味がない
(?と?はトレードオフの関係にあることが多く、そのバランスが大切)
?模倣の困難性
模倣を困難にする2つの方法
1、特許の所得
2、見えざる資産によるビジネスシステムの構築、(しつけ、風土、信用もしくは小さなことの積み重ねのこと)
※見えざる資産とビジネスシステムは双方向関係にあり互いに影響しあっている。
ビジネスシステムを機能させる上で重要なのが見えざる資産
また、どのようなビジネスシステムを構築するかが見えざる資産の蓄積に大きな影響
3、競争ドメイン
・事業活動の基本設計図
?どんな製品・市場のセグメントを事業対象とするか
?その製品・市場で、どのような差別化をするか
?その差別化のために、どのようなビジネスシステムを構築するか
特に?と?は簡単に変えられるものではなく選択が重要である。
・競争ドメイン
製品・市場とビジネスシステムのそれぞれの広がりを軸にとったものが「競争ドメイン」となる。競争ドメインの拡大は資源投入を要するが、同時に差別化の可能性・蓄積される経営資源を増加させる。
ビジネスシステムの広がり→コスト引き下げ
製品・市場の広がり→経営資源の共有
・ビジネスシステムの変化とその影響
競争優位を持つビジネスシステムは年々変化し、その変化は競争ドメインに二つの大きなインパクトを与える。
?事業内での差別化の可能性に対するインパクト(主役の交代)
新しいビジネスシステムを構築することで同時にさまざまな差別化を実現できる
また、既存の企業がビジネスシステムを変えるのは困難であり、業界の構図が変わることが多い
?企業の事業構造に対するインパクト
優れたビジネスシステムはさまざまな製品市場分野で大応用可能であり、企業が多角化する際の足がかりとなる。
ビジネスシステムの変化は事業構造にも影響を与える。その事業構造を決める要因とは?
ビジネスシステムの変化は事業内のことにだけでなく、どんな事業を持つかという事業王増にも影響を与える。ではその事業構造を決めている戦略的論理とはなにか?ということで次の4章に進む
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