こんにちは、奥山です。
11月初旬の3連休はいかがだったでしょうか。カナダのカレンダーを見たら期末まで
祝日が一日も無いことに気が付き、日本が少し恋しくなりました。
さて前回の日記では、会話の主導権の獲得を目指したものの
ことごとく失敗に帰した挙句、
青春アミーゴを歌って踊って見せてという
無理難題を突き付けられたところまでお伝えしました。
「ん〜、今度機会があったらね。」
とその場では言ったものの、
即座にyoutubeで
青春アミーゴのプロモーションビデオを見ながら
全身鏡の前で練習を始めました。
クネクネと動く
ロックンフラワーか
イソギンチャクみたいだったので諦めました。
その後、
リンとその友達を含む4人で、食事をしたりどこかへ遊びに行ったりすることが多くなりました。
上記の写真はその一例です。国籍は左から台湾・日本・中国・韓国、と極東はほぼ勢ぞろいの面子です。(
リンは左から3番目です)
どんなことを話したとかは余り覚えていないですが、夏のトロントで彼らと飲みながら談笑したという思い出はずっと忘れないと思います。
さてそんなある日、
メジャーリーグを観戦しに行こうという提案が出されます。
先日的場さんがフィラデルフィアの球団が優勝したという日記を書いてくださいましたが、トロントにもメジャーリーグの球団があり、しかも余り強くないので通常のシーズンが終わる前に行かないと観戦が出来ないということだそうです。
日本で言うと楽天のポジションですね。(横田さん、すみません。。。)
ナイアガラの滝へ行った時点では、
バスの乗り方もまだ覚束ない状態でしたが、この頃は
一人でバスに乗れるレベルにまで成長していたため、移動に不安はありません。
ただ、トロントのどこに何があるかとか、地図を思い描くレベルにはまだ達していないため、
幹事を引き受けることには及び腰でした。
にもかかわらず、
「何時にどこ集合でどうやって行けばいい?」
と
満面の笑みで、
しかしいつもながらの圧迫型スタイルで
リンから聞かれ、
「と、とりあえず調べとくから、分かったら教えるよ。」
と答えるのが精一杯の私。
帰宅してネットで地図等の情報は手に入れることが出来ましたが、実際に球場への道のりを知るという経験は
ほぼゼロベースのまま、当日を迎えることになりました。
授業後にランチを上記の4人で食べて、いつもの様に談笑して時が過ぎていきます。
夕方頃に、
友達の友達も含めた6〜7人でダウンタウンにある球場へ向けて出発し、余り慣れていない街を地図片手にナビゲーションします。
ちなみにこのメンバーの中で
私が一番トロント歴が短く、そんな人物がナビゲーションをするとは
非効率もはなはだしいと感じてはいたものの、ナビゲーション自体に問題はありませんでした。
問題だったのは、
友達の友達が
至るところで道草を食うため遅々として進まず、
挙句の果てには人ごみではぐれてしまうということでしょうか。
慣れない街のナビで若干気疲れしていたことと、携帯電話もあるし大丈夫だろうと思ったことから、大した方策を講じずそのまま球場へ向かいます。
ただ
リンだけはやや本気で彼らを探しつつ、先頭を歩く私たちを追いかけるという状況でした。
そして遂に球場へ着く頃には、
「どうしてそんなに早く歩くの!!」
と大激怒。
先頭集団は
私を含めて3人いたのですが、
怒りの矛先は完全に私だけに向けられています。
ちなみに
全然早く歩いていません。むしろ
人類の進化の過程よりも遅い速度だったと思います。
何とかなだめるも、中々彼女の怒りは収まりません。(この間、先頭集団の他の2人は
隣で談笑していました。
助けて・・・)
そして
行方不明の友達の友達に連絡をしたところ、球場から
徒歩20分くらいの場所にいるとのこと。
はぐれ過ぎです。
この時点で既にゲームは4回表を迎えているという情報を球場の係員から聞き、もうこの際野球は諦めて
近くのビーチでたそがれようといった提案がなされ、可決されます。(トロントは五大湖のすぐそばにあるので、近くにビーチがあります。)
30分ほど待って
友達の友達と合流してオンタリオ湖の湖岸へ行き、夕日を眺めつつも、
未だに激怒中の
リンを必死になだめます。
すると
「英語と日本語と中国語で謝って!」
というこれまた
無理難題が。
彼女の理解できる日本語は基本的に
ジャニーズのメンバーの名前だけですし、私のしゃべれる中国語は大学時代に習った
教科書の最初のページの数フレーズだけです。(
「仕事後に飲みに行きましょう」とか
「忙しいですか?」といったレベルです。)
もうこの日は
神(リン)による審判の日なのだと自分に言い聞かせた私は、英語と日本語でとりあえず
「早く歩いてごめんなさい。」と謝りました。
問題は中国語です。
全く出来るはずがありません。
でも言葉は不十分でも
気持ちを伝えることは出来るはずです。
短いけれど一言、
「非常 対不起」(フェイチャン トゥイプチー:
とてもごめん)と言えば
きっと分かってくれるはずです。
しかし頭の中で中国語の
「ごめんなさい」を探している内に、
『ごめんなさい→謝罪→そういえば「謝々」という言葉があったよな→「謝る」という漢字なんだから、これで気持ちを伝えよう』と考えてしまい、
「謝々」と言ってしまいました。
もう皆さんはお気づきだと思うのですが、
「謝々」は「シェィシェィ:
ありがとう」という意味であり、これを言われた
リンは
「ハッ!?何言ってるの!!??」
と再度大激怒。
分かります、その気持ち。
結局その後は
謝るか夕日を眺めるかしか、選択肢がありませんでした。
その後、
リンが若干、というか
かなりよそよそしくなったものの、
それに気が付いていないフリをして残りの語学学校生活を無事に乗り切りました。
言葉の重みを痛感した時期でした。
「上海ハニー」編
完
長くなってしまい、申し訳ありません!
ちなみに今でも
リンとはたまに食事をしたりするのですが、この時の話は笑いネタとなっています。
下記の写真は、上記の日記の際に撮影した五大湖の一つであるオンタリオ湖の湖岸と、トロントのダウンタウンの夜景です。
五大湖は、日本人の感覚からすると完全に
「海」という感じでした。。。
次回奥山記事予告:恋愛留学番外編「誘われた夜」