こんにちは。 コンノです。
最近こちらダーラムでもだいぶ寒くなってきました。気候は東京とさほど変わらないと聞いていた
のですが、先週はちょっと雪がちらつきました。先々末は山に遊びに行ったのですが、なんと山頂付近では吹雪!! ちょっとびっくりしました。。。
さて、寒くなってきたのは気候だけでなく、景気ですよね。
寒いどころか、氷点下突入で身動きとれませんね。
ここ金融危機の震源地アメリカで「金融危機を肌で感じる」ことをお話したいと思います。
身近なところでは治安悪化の一例として、1か月ほど前に私の車の窓ガラスが割られカーナビが盗難されるという悲しすぎることが起きましたが(保険の免責額が大きすぎて自己負担が発生)、ここダーラムも結構貧困層が多くいて、やはり景気悪化をダイレクトに受けるようです。
だからって、おれの車を狙うなよ!!! と叫んでももう遅いですね。。。
近所でも「for sale」と看板を掲げた家が何件もあり、ローンを払えずに家を手放した人が
何人もいるのでしょう。
やはりMBA生の関心事といえば就職です。
世界どの国の人でも金融関係の会社の就職は厳しい、諦めた、という話が多いです。
これまでの就職人気はもちろん投資銀行にコンサルですが、もう就職にぜいたくなんかいっていられないから事業会社でもどこでもいい、と皆口々に言います。当然アメリカ人だけでなく、日本人だけでもなく、どの国の人も同じ悩みを抱えています。 (コンノも当然影響受けている一人です。がんばらなきゃ。)
同じ交換留学生仲間で中国人の彼は、メルボルンのMBA生です。彼は上海近郊出身ですが、オーストラリアの国籍を取りたくてオーストラリアのMBAを選んだようです。あと1年ちょっといれば国籍が取れるとか。我々と同じくこの春に卒業になるので、それまでにオーストラリアで仕事を探さなければなりません。ついこの前は資源バブルで大賑わいだったオーストラリアは外資導入と資源輸出のためバブルには弱いようです。いま調べてみたら今年7月に1豪ドル=100円だったのが、現在は1豪ドル=65円。なんと35%の通貨の下落です。なんでもある大手銀行は半数を解雇したとか・・・ そんな状況では職探しは困難とのことです。 彼は妻子持ちの35歳、まさに働き盛りでこれから稼いでいこうというタイミングで出鼻をくじかれそうになっているのです。しかも中国で稼いだ資産の大半はすでに豪ドルに変えてしまった後だとか・・・ 就職ができないなら、ダブル・ディグリーとして法律かなにかのプログラムに行って時間を稼ごう
かとも言っています。 彼とは同じチームでグループワークをやりましたが、とても優秀です。なのにこういう場合は能力云々の以前の問題ですね・・・
もちろん中国での就職はオーストラリアよりははるかに状況がまともなので、最悪の場合はオーストラリア国籍取得を諦めて中国に帰国せざるを得ないとか・・・
せっかく人生をかけて投資をしてきたのに、経済環境の悪化がひとたび起こるとこうも変わるのですね。。。
こような話はこと欠かなく、韓国のウォンもドルに対してここ数カ月でやはり40%以上は下落しているようです。韓国の学生も貯金がなくなるー、と叫んでました。チリもスウェーデンも大きく通貨下落に見舞われているようです。
今日たまたま一人でファーストフード店で朝食を食べてきたら隣のおばさんが話かけてきたのですが、やはりここでも景気の悪い話がありました。なんでもエンジニアの仕事をしている旦那さんの会社で何人か解雇者が出るらしく、それが来週発表で不安だわー、とのこと。そりゃ、そうっすよね。 デトロイトの景気が最悪のせいだと言っていましたので自動車産業関係者だと思いますが、もうこの業界関係者はどうしようもなく最悪ですね。 なにやら3社が会社更生法(11条)適用になるのかどうかで揉めつづめてますが、部品会社も入れると金融よりもはるかに雇用者数の多い産業だけに影響は計り知れないです。。。そうなるとまた各国経済に波及しますし、一層の治安悪化も懸念されます。(カーナビ盗難だけでは済まされなくなるかも・・・)
自分自身もうんざりな目に遭っていますが、このように経済・社会問題に触れて考えさせられたのは貴重な経験となっています。
以上、身近にある出来事でした。