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<title>私の本棚</title>
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		<title>No, １３　『心にナイフをしのばせて』</title>
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		<summary type="text/html"> 『心にナイフをしのばせて』 　★★★奥野修司著　「心にナイフをしのばせて」を読....</summary>
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		<dc:subject>その他</dc:subject>
		<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja"><![CDATA[<a href="http://www.pwblog.com/user/k_toi/files/book.gif"><img src="http://www.pwblog.com/user/k_toi/files/book_s.gif" alt="book.gif" height="22" width="28"></a> 『心にナイフをしのばせて』 <span style="color: #FF80FF">　★★★</span><br >奥野修司著　「心にナイフをしのばせて」を読みました。<br ><br >1997年に神戸で起きた児童殺傷の「酒鬼薔薇」事件を伝えるテレビのニュースはまだ記憶に新しい。<br >切断された"首"が置かれていたと云う校門の映像もまだ脳裏に浮かぶ。<br ><br >しかし、この本は「酒鬼薔薇」事件についてのドキュメントではない。<br >それより28年も前、まだ70年安保闘争によりいろいろな大学が荒れて、学生運動がさかんだったあの当時、 この本に書かれているような事件が起きていたなんてことを記憶している人がいるだろうか。<br >しかも、「酒鬼薔薇」事件に酷似した事件が・・・。<br ><span style="color: #408080">1969年の春だった。高校に入学したばかりの「少年A」は同級生の男子を殺害した。<br >殺害された少年の"首"は胴体から十数センチ離れたつつじ畑の畦道にころがっていた。<br >「少年A」は家裁で＜分裂病質の精神障害＞と認められ、しかし＜狭義の精神病ではない＞から＜精神衛生法による強制的入院＞は出来ず、中等少年院である栃木県の喜連川少年院に送致された。<br ><br >そこで「少年A」は3ヵ月間に2度の自殺未遂をし、これが原因でその年の暮れ、府中の関東医療少年院に送られる。<br >医療少年院では、六法関係の本を読み、法律の勉強をしていたと、当時の同級生の話として伝わっている。<br ><br >それにしても、犯罪を犯した少年が少年院を出た後「更正」したかどうかすら、被害者家族にすら知り得ないということはどうゆうことなのだろう。<br ><br >こうやって、「少年A」が過ごした同じ時間を被害者遺族は苦悩の中に過ごすことになる。<br >母は二年間も寝込み、精神は常に不安定になる。父は一家を支えるためすべての感情を封じて働き、やがて死んでいく。<br >妹は喜怒哀楽を表さなくなり、やり場のない気持を反抗へと走らせる。「あの事件」を皆が直視できず、したがって「決着」がつけられない。</span><br ><br >筆者は母と妹に折に触れ、何度も何度も話を聞くことで、被害者遺族の心情を綴っている。<br >少年法は、犯罪を犯した少年の更生を第一としている。<br >しかし、遺族に謝罪することは義務づけてはいない。<br ><br >30余年後「少年A」は 弁護士になった。<br >地位も名誉も得て世間の表街道を歩いている。少年法から云えば、立派に更生したのだろう。<br >しかし、被害者側は30余年が経過した今も、その事件を引きずっているのだ。<br >おそらくこれからもずっと、心にナイフをしのばせて。]]></content>
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		<title>No,１２　『うらなり』</title>
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		<summary type="text/html">　『うらなり』　★★小林信彦著　「うらなり」を読みました。夏目漱石の『坊ちゃん』....</summary>
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		<dc:subject>その他</dc:subject>
		<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja"><![CDATA[<a href="http://www.pwblog.com/user/k_toi/files/book.gif"><img src="http://www.pwblog.com/user/k_toi/files/book_s.gif" alt="book.gif" height="22" width="28"></a>　『うらなり』　<span style="color: #FF80FF">★★</span><br >小林信彦著　「うらなり」を読みました。<br ><br >夏目漱石の『坊ちゃん』を読んだのは何十年前かよく覚えていない。<br >たぶん学生時代だったでしょう。<br >皆が読むからよんでみたのか、それとも教師から読むよう言われて読んだのかそれもはっきりとは覚えていません。<br ><br >一つだけ今も忘れずにいるのは、登場する教師たちに皆おもしろいあだ名がついていたことです。<br >「赤シャツ」だの「山嵐」だの「うらなり」だの・・・<br ><span style="color: #408080">そう、この物語は「うらなり」というあまりありがたくないあだ名をもらった、顔色がわるく影の薄い感じの、あの英語教師が主役なのです。<br ><br >「坊ちゃん」の中には「マドンナ」という憧れの女性が登場したが、彼女はこの「うらなり」先生のなかば許婚のような関係だったらしい。<br >旧家の出だった「うらなり」は欲などとは縁遠い人柄から、財産を失い「マドンナ」にもふられ、あげくの果てに四国から九州の延岡に転任させられてしまうことになる。<br >その転任に至るまでのいきさつや、教師同士の力関係などはすべて「うらなり」の視線で書かれている。<br >もう一度先に「坊ちゃん」を読んでから、この本を読んだらまた違った面白さを感じたと思うのだが。<br >この物語の中では「坊ちゃん」は東京から赴任してきた元気のよい"五分刈り"の教師として登場し、なぜか「うらなり」に好意的である。<br >うらなりのような人だといいながら、君子のような人だとも云うのだから、「うらなり」にはよくわからない人物に写る。<br ><br >時を経て学校を退職し、随筆を書き、出版社から頼まれる児童向きの翻訳などをしておだやかに暮らす「うらなり」があの「マドンナ」と神戸のホテルで再開するシーンが興味深い。<br >大阪の富豪に嫁いだという「マドンナ」の変貌を不器用だが正確な目で観察する「うらなり」はけっこう魅力的だ。<br >延岡から二年後に姫路の商業高校の英語教師となった「うらなり」は母を呼び寄せ、やがて校長の世話で結婚をし、二人の子どもをもうける。</span><br ><br >松永 美穂(早稲田大学教授）氏の書評に、「うらなり」はその後30年の人生をそこそこ幸せに送ったに対して、四国の学校でわずか1ヶ月同僚だった「五分刈り＝坊ちゃん」は四国を去って東京市街鉄道の技術者になった後どうなっただろうか、サラリーマン人生に満足できたのか、無鉄砲が高じて大陸あたりで早死にしたのではないか、<br > 「坊ちゃん」のその後がいまさらながら気になってしまうと書いてあった。]]></content>
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		<title>No, １１ 『押入れのちよ』</title>
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		<summary type="text/html">　『押入れのちよ』荻原　浩著 「押入れのちよ」を読みました。　★★★帯にある様に....</summary>
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		<dc:subject>その他</dc:subject>
		<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja"><![CDATA[<a href="http://www.pwblog.com/user/k_toi/files/book.gif"><img src="http://www.pwblog.com/user/k_toi/files/book_s.gif" alt="book.gif" height="22" width="28"></a>　『押入れのちよ』<br >荻原　浩著 「押入れのちよ」を読みました。　<span style="color: #FF80FF">★★★</span><br ><br >帯にある様に、「怖いのに、切ない。笑えるけど、哀しい。」という表現がピッタリの短編でした。<br >私が育った家は日本家屋で、部屋には必ず押入れがあった。<br >人が使っていない納戸のような部屋にも押入れがあり、何故か少し怖かった記憶がる。<br >親が子供のおしおきに押入れに入れたり、都合の悪い時に押入れに隠れたりした時代だったから。<br ><br ><span style="color: #408080">今月で失業保険が切れる"恵太"が訪れた不動産やの主人は、風呂付、礼金ナシ、管理費ナシ、６畳の和室にダイニングキッチン、ユーティリティと記された小部屋まである物件を「3万3千円でどうです？」と顔色を伺いながら言った。<br >「何故こんなに安いんす？」と聞くと「少しばかり古いのが難点でして・・・」。<br ><br >マンションといってもエレベーターなどもちろん無い小さな3階建ての『月が丘マンション』は確かにボロだったが、新しい就職先の面接を受けたり、一応新居といえる部屋で"恵太"は生活をスタートした。<br ><br >しばらく連絡しなかった彼女のケイタイが「オカケニナッタ電話番号ハ現在……」でも、ケイタイを変えたのだろうと何ごともあまり深く考え過ぎないのがすくいと云えばすくいなのだが。<br ><br >だからその夜、まだ片付かない段ボールの向こう側に、おかっぱ頭の女の子を見たとき、<br >「何をしている？　ここは俺の家だぞ」と叫んで、別の住人の子供がカギをかけていなかった玄関から入り込んだのだろうぐらいにしか思わなかった。<br ><br >だが、市松人形のような女の子は毎晩現われ、箪笥の上で足をブラブラさせていた、玄関のチェーンが懸かっていても・・・。<br >少女は足もあるし、話もするユウレイだった。「名前は　ちよ。川上ちよ　明治三十九年うまれ」<br >そして"恵太"の恐る恐る与えるコンビニのおにぎりやビーフジャーキーを美味しそうに食べた。</span><br >短かった"ちよ"と"恵太"の交流は「怖いのに、切ない。笑えるけど、哀しい。」そのものでした。<br > <span style="color: #408080">「いい考えがあるんだ。父と母の墓を見つけ出してやる。一緒にそこへ行こう」<br >「ありがたや」<br >「それまではここに居ていいぞ」<br >「はいなるあんさー？」</span><br ><br >聞き覚えた今ふうの言葉を訳もわからず明るく話す"ちよ"に、かえって少し涙腺がゆるみました。<br > そして、"ちよ"の着ていた振袖の赤は、まぎれもない曼珠沙華の<span style="color: #FF0000">赤</span>だと確信したのです。]]></content>
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		<title>No,１０　『薬指の標本』</title>
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		<summary type="text/html">　『薬指の標本』小川洋子著　「薬指の標本」他一篇を読みました。 ★★★★★二篇と....</summary>
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		<dc:subject>その他</dc:subject>
		<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja"><![CDATA[<a href="http://www.pwblog.com/user/k_toi/files/book.gif"><img src="http://www.pwblog.com/user/k_toi/files/book_s.gif" alt="book.gif" height="22" width="28"></a>　『薬指の標本』<br >小川洋子著　「薬指の標本」他一篇を読みました。<span style="color: #FF80FF"> ★★★★★</span><br >二篇とも一気に読みました。<br ><br >「薬指の標本」の方はフランスで映画化され、近々日本でも公開される。<br ><br >標本というものに人はどんなイメージを持つだろうか。<br ><br >学生の頃、理科室などで、アルコールづけになっていた気味の悪いもの、 めずらしい蝶や昆虫を捕まえて薬を注射し、からだの中心にピンを刺して箱に閉じ込めたもの。<br ><br >私にはそれは、途切れた生をそのまま閉じ込めたもの、死とは違うものに思う。<br ><br ><span style="color: #408080">取り壊しを待っているのかと思うような古い洋館にその「標本室」はあった。<br >主人公の"わたし"は　偶然 貼り紙を見て、ここに努めることになる。<br >この広い建物で働いているのは経営者でもあり標本技術者に"弟子屈氏"と"わたし"だけ。<br ><br >そこには、様々な来訪者が標本にしてもらいたい品をもって現われる。<br > 「私の家の焼け跡に生えたきのこです」と依頼してきた少女。<br >楽譜を持って訪れた美しい女性は別れた恋人の作曲した「音」を標本にして欲しいと。<br ><br >標本を依頼した者は、何故か出来上がったものを受け取りに来ることはない。<br >封じ込めておいてもらいたいのである。<br >古い洋館の空き部屋は次第に標本の置き場になっていく。<br ><br >"わたし"はここに来る前に務めていた清涼飲料水の工場でちょっとした事故にあった。<br >大忙しのある日、サイダーを溜めたタンクとベルトコンベアーの接続部分に指を挟まれ、ふと気がつくと、噴出した血がタンクの中に流れ込み、サイダーを桃色に染めていた。<br ><br >だから、"わたし"の薬指は先が欠けている。<br >ある日、"わたし"は"弟子屈氏"に「黒い靴」をプレゼントされる。<br >彼はこう言った。<br >「これからは、毎日その靴をはいてほしい」<br >「電車に乗るときも、仕事中も、休息時間も、僕が見ている時も見ていない時も　いいね」<br ><br >あまりにもピッタリなその靴は"わたし"をどう変えてゆくのか。<br ><br >洋館の地下には"弟子屈氏"以外誰も入れない「標本技術室」がある。<br >以前、ほほの火傷の跡を標本にと望んだ少女が入ったまま出てきたのを見かけなかったが…<br ><br >やがて"わたし"は、この薬指を「標本」にしてもらうために、その「標本技術室」の扉の前に立った。<br >"わたし"自身の彼への気持を閉じ込めてしまうために。</span><br ><br >「解説」で布施英利氏はこう書いている。<br >「小川洋子の小説では、しばしば体が消えていく、ことが描かれている」<br >別の小説の中ではこんな一文もある。<br >「考えたって、考えなくたって、消滅はやってくるわ。」<br ><br >私はこうゆう余韻の残る小説　好きですね<br >この小説がどんなフランス映画になったか、楽しみにしている。]]></content>
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		<title>No, ９ 『赤い指』</title>
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		<modified>2006-08-23T23:08:01Z</modified>
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		<summary type="text/html">　『赤い指』東野圭吾 著　「赤い指」を読みました。★★少女が行方不明になり、翌朝....</summary>
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		<dc:subject>その他</dc:subject>
		<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja"><![CDATA[<a href="http://www.pwblog.com/user/k_toi/files/book.gif"><img src="http://www.pwblog.com/user/k_toi/files/book_s.gif" alt="book.gif" height="22" width="28"></a>　『赤い指』<br >東野圭吾 著　「赤い指」を読みました。<span style="color: #FF00FF"><span style="color: #FF80FF">★★</span></span><br ><br >少女が行方不明になり、翌朝、公園のトイレで絞殺死体で見つかる・・・<br >となると 犯人探しのミステリーだと思って読み始めた。<br ><br ><span style="color: #008080">ところが、犯人はあっけなく明かされ、そこから二日間の人間のドラマが始まる。<br ><br >自分の子供が犯罪を犯してしまった時、親は何を守ろうとし、何を見失ってしまうのか？<br ><br >子供に対する倒錯した愛から、親は死体遺棄の罪を犯す。<br >情けない親の姿だと、批判するのは簡単だが、ひょっとしたら、現実に起こっている様々な未成年の犯罪もこういった親の姿の裏返しかもしれないと思った。<br ><br >この情けない親にも、また親がいる。家族内の人間関係に失望した親は自らを殻に閉じ込め痴呆症を装う。<br >そんな親が最後に懸命に守ろうとしたものは 子の何だったのか。</span><br ><br >これは、本の帯にあったように、犯罪を超えた その先にある闇の中の 人間の孤独な愛情の物語でした。　]]></content>
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		<title>No,８　『コーランを知っていますか』</title>
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		<modified>2006-07-16T08:22:44Z</modified>
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		<summary type="text/html">　『コーランを知っていますか』阿刀田　高 著の「コーランを知っていますか」を読み....</summary>
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		<dc:subject>その他</dc:subject>
		<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja"><![CDATA[<img src="http://www.pwblog.com/user/k_toi/files/book.gif" alt="book.gif" height="22" width="28">　『コーランを知っていますか』<br >阿刀田　高 著の「コーランを知っていますか」を読みました。<span style="color: #FF80FF">★</span><br ><br >やっとの思いで読みおえたという感じです。<br ><br >以前から、イスラムの人々が一日に何度も敬虔な祈りを捧げる映像などを目にするたび、経典のコーランとはいったいどのようなものか、興味はありました。<br >書店で文庫のこの本を見つけて思わず買入したまではよかったのだが、阿刀田氏のジョークを交えたわかり易い語り口にもかかわらず、最初から何が何だか頭で理解できないのです。<br ><br ><span style="color: #408080">宗教はみな同じと思っていたけれど、だいぶ様子が違う。<br >万有の神、アラーこそ唯一の神であること（唯一神と言うのだそうです）<br >コーランでは、一にアラーは全世界(この世だけではない、死後もちゃんと世界がある)の支配者であること。<br >二つに最後の審判という総決算が実在すること。<br >そして三つにアラーがその主催者であること。以上三つを明言している。<br ><br >このへんでもうわからなくなってくるのだが、イスラム教は偶像崇拝ではないのでアラーは何も形がない。<br >巡礼が行われるメッカのカアバ神殿も周囲をコーランの言葉が刺繍された黒い布で覆われているが 中はがらんどう。アラーは一切の偶像崇拝を否定しているから…<br >我々のように仏像を拝むなどということは決してない。<br >日本人のような多神教の偶像崇拝の者とは結婚も許されない。<br ><br >何となくわかったことは、コーランとは形の存在しないアラーの神が、ムハマド(マホメッド)など何人かの預言者(予言者ではない）に語らせた教えとでもいうか。<br ><br >コーランは恐ろしく長いらしい。<br >全部で114章から成っている。第2章などは286節からなり、ざっと千行、50ページ余りを占める。<br >また、各章には名前があり、それがとてもユニーク。例えば「雌牛」「婦人」「家畜」「集団」「戦利品」「部族連合」等々。<br >内容はびっくりするほど人間的なものもあり、離婚をする時はどうするか、財産はどの様に分けるかなど、そんなことまで神様は気をつかったのだろうかと思ってしまう。<br ><br >コーランは詩？<br >アラビア語で読むコーランはその旋律がとても美しいのだそうです。<br >だからずいぶん長い間、異国語で訳す事を禁じていたという。<br ><br >第36章の「ヤー・スィーン」はYとS、何の略だか、何を意味しているのかわからない神秘の暗号と解されている。<br >コーランの心臓と称され、日常頻繁に読誦されていると記されていた。</span><br ><br >とにかく、阿刀田氏の言葉、「神は紙には描けない」。]]></content>
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		<title>No,７　『イッツ・オンリー・トーク』</title>
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		<modified>2006-06-24T21:41:09Z</modified>
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		<summary type="text/html">　『イッツ・オンリー・トーク』　★★ 今年、「沖で待つ」で134回の芥川賞を受賞....</summary>
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		<dc:subject>その他</dc:subject>
		<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja"><![CDATA[<a href="http://www.pwblog.com/user/k_toi/files/book.gif"><img src="http://www.pwblog.com/user/k_toi/files/book_s.gif" alt="book.gif" height="22" width="28"></a>　『イッツ・オンリー・トーク』　<span style="color: #FF80FF">★★ </span><br >今年、「沖で待つ」で134回の芥川賞を受賞した 絲山 秋子氏の　デビュー作といわれる「イッツ・オンリー・トーク」を読みました。<br ><br >私は先に受賞作の「沖で待つ」を読みました。<br >モチーフにパソコンのハードディスクが使われていたこともあり、面白く読ませてもらった作品だったので、電車の中で読む文庫はないかなと駅に隣接する書店に立ち寄っ時、この作家の名前を見つけて手に取ったのが「イッツ・オンリー・トーク」だった。<br ><br >この作品も03年に、第96回文学界新人賞を受賞とある。<br >この人の作品は、うまく表現できないが、曲リ角はみな直角に曲がるような雰囲気がある。気持の移行が直線的に感じるからか。<br ><br >主人公は自分を、どこかでもう1人の自分が冷静に観察しているような、熱くならず、フラットな気持を語る。<br >だから読むほうも、醒めた感じで言葉を追うのだが、ある瞬間ピタッと読み手の気持と重なる部分があるので、途中で読むのをやめない。<br ><br ><span style="color: #408080">直感で住むことに決めた「蒲田」を「粋がない下町」と称して好む主人公は「引越しの朝、男にふられた」。<br >「ダメ男ばかり好きになる自分がイヤだ」と、朝っぱらから蒲田の町をうろついている時、突然拡声器で名前を呼ばれる…<br >ふっと死にたくなったよ、とメールしてきた従兄弟とのアパートでのひと夏の共同生活…<br >恋人でもない、友人ともいえない、大学時代の同級生や、やくざ、それに痴漢と称する男たち。<br >主人公も含めて 皆メンタル系の病を少しだけ抱えている…<br ><br >作者いわく、すべては「むだ話」よ。</span><br ><br >私としては芥川賞受賞作「沖で待つ」の方が数段面白かった。<br ><br >〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜<span style="color: #FF80C0"><br >このblogをご覧いただいた方が、この本は、是非おすすめ★★★★★とか、まあ、期待はずれ★とか、おすすめ度を付けたら面白いのでは？ と、メールに書いて下さいました。<br >★一つでも自分は絶対面白かったよとか、反対にどこがいいの？すこしもわからん などのご意見もいただけるかも知れません。<br ><br >評論家などのプロの書評と違って、独断で好き嫌いもいいかなと★印を付けることにしました。<br >読まれた方、異論反論を是非お聞かせください。<br ></span>〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜]]></content>
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		<title>No,６　『アホウドリに夢中』</title>
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		<summary type="text/html"> 『アホウドリに夢中』　長谷川 博　　新日本出版社　★★★★ アホウドリに一目ぼ....</summary>
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		<dc:subject>その他</dc:subject>
		<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja"><![CDATA[<img src="http://www.pwblog.com/user/k_toi/files/book.gif" alt="book.gif" height="22" width="28"> 『アホウドリに夢中』　長谷川 博　　新日本出版社　<span style="color: #FF80FF">★★★★ </span><br >アホウドリに一目ぼれして、30年間に70回以上も絶海の孤島に通い続けた 長谷川 博氏のノンフィクションを読みました。<br ><br >私は　もともと鳥が好き、とくに野生の大きな鳥が好きです<span style="color: #408080">。<br ><br >絶滅が危惧されているアホウドリをコロニーで繁殖させるため、デコイ作戦が取られた。<br >デコイとは模型のこと。<br >新しいコロニーを作ろうと斜面に置かれた 本物そっくりのデコイの前で一羽のアホウドリが一生懸命に求愛のダンスをしている映像を偶然見ました。<br >まわりには本物のアホウドリがいるのに、カレは何故かこの模型の鳥にホレてしまったのです。　その姿がけなげで、切なくて、いとおしくて、いっぺんにこの鳥が好きになりました。</span><br ><br >著者が観察を続けた「鳥島」は東京から南に580キロ離れた、標高394メートルの小さな火山の無人島です。  周囲は切り立った崖で、燕崎という所の斜面に従来のコロニーがある。<br ><br >30年前、観測をはじめた頃、アホウドリは40組あまりのつがいが、たった15羽のひなしか育てることが出来なかった。 それが現在、325組が200羽以上のひなを育てるようになった。<br ><br >アホウドリは大型の海鳥、著者は初めて間近で見たとき、なんと上品で美しい鳥だろうと感動したと次のように記している。<br ><br > <span style="color: #00cc00">「全身白色だが頭部はヤマブキの花のような濃い黄色で、くりくりした大きな目、くちばしは桃色でその付け根に黒い皮膚の縁取りがある。首からふっくらした胸にかけて優雅な曲線を描き、淡い黄色から象牙色へと微妙に変化する。<br >もっとも印象的だったのは黒い目だった。個体数が少なく、絶滅の危機に瀕している鳥だから、さびしそうな沈んだ目をしているのではないかと、ぼくは勝手に思い込んでいた。<br >しかし、そんな暗さは微塵もなく、むしろ凛とした力強さが感じられた」</span>と。<br ><br >アホウドリは陸上での動きが鈍く、すぐ人間に捕まえられたためこんな名前がついたが、「オキノタユウ」という別名もある。<br >だが、アホウドリでいいではないか、鳥の美しさが名前の謂われなど消し去ってくれる。<br ><br ><span style="color: #408080">いつか、濃青色の海面を真っ白な翼に光をうけて、羽ばたきもせずグライダーのように滑空する姿を見たいものです。<br >そして、こんな美しいものを追いかけて生きている男もいいなと思う。</span>]]></content>
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		<title>No,５　『海馬−脳は疲れない−』</title>
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		<summary type="text/html">　『海馬−脳は疲れない−』　　池谷祐二・糸井重里 著　★★★★ 今や現代人が皆 ....</summary>
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		<dc:subject>その他</dc:subject>
		<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja"><![CDATA[<a href="http://www.pwblog.com/user/k_toi/files/book.gif"><img src="http://www.pwblog.com/user/k_toi/files/book_s.gif" alt="book.gif" height="22" width="28"></a>　『海馬−脳は疲れない−』　　池谷祐二・糸井重里 著　<span style="color: #FF80FF">★★★★ </span><br >今や現代人が皆 関心を持っている「脳」に関する本、「海馬」-脳は疲れない-　を読みました。<br ><br ><span style="color: #408080">この本は、脳について、ふたりの方の対談形式で書かれています。<br >1人は 海馬の研究により東京大学大学院薬学系研究科で博士号を取得され、現職で助手をなさっている池谷祐二さん。<br >もう1人は コピーライターで一日のアクセス数50万件を誇るホームページ「ほぼ日刊イトイ新聞」を公開している糸井重里さん。<br >２人の軽妙なやりとりが、あっというまに最後まで読ませてくれました。<br ><br >世間では脳を鍛えるいろいろなグッズも売られていて、どうしたら脳をいつまでも活性化させていられるか、つまりはボケないでいられるか　みんなそう考えています。<br >私も例外ではありません。なので、とても一生懸命読みましたよ。<br ><br >まず、副題にあるように 脳はいくら使っても疲れない！(疲れを感じているのは目なんだそうです)　　他にも目からウロコの情報がいっぱいでした。</span><br ><br ><span style="color: #FF0000">・脳は疲れない。<br >・脳は見たいものしか見ない。(非常に主観的で不自由な性質を持っている)<br >・脳は刺激がないと堪えられない。<br >・脳は短期で覚えている記憶は七つしかない。<br >・脳は自分に都合のいいように解釈する。　</span><span style="color: #408080">などなど。<br ><br >読んでみて、脳に「可塑性」が存在するかぎり、脳は進化の可能性を秘めているということがよくわかりました。<br >脳を粘土細工のように、いろいろ形をかえてやって、私も進化したいと切に思う。<br >おすすめデス！</span>]]></content>
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		<title>No,４　『ウルトラ・ダラー』</title>
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		<summary type="text/html">　『ウルトラ・ダラー』　★★★  前NHKワシントン支局長だった手嶋龍一著「ウル....</summary>
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		<dc:subject>その他</dc:subject>
		<content type="text/html" mode="escaped" xml:lang="ja"><![CDATA[<a href="http://www.pwblog.com/user/k_toi/files/book.gif"><img src="http://www.pwblog.com/user/k_toi/files/book_s.gif" alt="book.gif" height="22" width="28"></a>　『ウルトラ・ダラー』　<span style="color: #FF80FF">★★★ </span><br > 前NHKワシントン支局長だった手嶋龍一著「ウルトラ・ダラー」を読みました。<br ><br ><span style="color: #408080">分厚い本でバックに入れて持ち歩くのが重くて大変だったけれど、内容は興味が持てました。<br >帯に ”これを小説だと言っているのは著者だけだ！”とあるように、読んでいるうちに これは本当に起こっている話ではないかと思えてくるような内容でした。<br ><br >現在でも、北朝鮮が"偽ドル紙幣"を製造しているのは事実といわれる。<br >物語は精巧なドイツ製偽札探知機をもあざむく「新種の偽百ドル紙幣」の出現からはじまった。<br >そのあまりの出来栄えから、それは「ウルトラ・ダラー」とよばれる。<br ><br >それに関わる人間たち、表の顔は政府の高官だったり、海外メディの特配員だったり、日本の小さな町工場の技術者だったり。<br ><br >偽札がたタテ糸なら、拉致事件もヨコ糸として絡まってくる。<br >国と国との裏のまた裏の思惑やかけひき、現実も多分あまり違わないだろうと不安な気分になったが、最後の結末で ああやっぱりこれはフィクションだったと少し安心した。</span>]]></content>
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