私の本棚

No,8 『コーランを知っていますか』

2006-07-16
book.gif 『コーランを知っていますか』
阿刀田 高 著の「コーランを知っていますか」を読みました。

やっとの思いで読みおえたという感じです。

以前から、イスラムの人々が一日に何度も敬虔な祈りを捧げる映像などを目にするたび、経典のコーランとはいったいどのようなものか、興味はありました。
書店で文庫のこの本を見つけて思わず買入したまではよかったのだが、阿刀田氏のジョークを交えたわかり易い語り口にもかかわらず、最初から何が何だか頭で理解できないのです。

宗教はみな同じと思っていたけれど、だいぶ様子が違う。
万有の神、アラーこそ唯一の神であること(唯一神と言うのだそうです)
コーランでは、一にアラーは全世界(この世だけではない、死後もちゃんと世界がある)の支配者であること。
二つに最後の審判という総決算が実在すること。
そして三つにアラーがその主催者であること。以上三つを明言している。

このへんでもうわからなくなってくるのだが、イスラム教は偶像崇拝ではないのでアラーは何も形がない。
巡礼が行われるメッカのカアバ神殿も周囲をコーランの言葉が刺繍された黒い布で覆われているが 中はがらんどう。アラーは一切の偶像崇拝を否定しているから…
我々のように仏像を拝むなどということは決してない。
日本人のような多神教の偶像崇拝の者とは結婚も許されない。

何となくわかったことは、コーランとは形の存在しないアラーの神が、ムハマド(マホメッド)など何人かの預言者(予言者ではない)に語らせた教えとでもいうか。

コーランは恐ろしく長いらしい。
全部で114章から成っている。第2章などは286節からなり、ざっと千行、50ページ余りを占める。
また、各章には名前があり、それがとてもユニーク。例えば「雌牛」「婦人」「家畜」「集団」「戦利品」「部族連合」等々。
内容はびっくりするほど人間的なものもあり、離婚をする時はどうするか、財産はどの様に分けるかなど、そんなことまで神様は気をつかったのだろうかと思ってしまう。

コーランは詩?
アラビア語で読むコーランはその旋律がとても美しいのだそうです。
だからずいぶん長い間、異国語で訳す事を禁じていたという。

第36章の「ヤー・スィーン」はYとS、何の略だか、何を意味しているのかわからない神秘の暗号と解されている。
コーランの心臓と称され、日常頻繁に読誦されていると記されていた。


とにかく、阿刀田氏の言葉、「神は紙には描けない」。
Posted by k_toi at 08:22:44 │Comments(0)TrackBack(0)

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