日本生命保険は14日、「生保レディー」と呼ばれる保険販売担当の営業職員を対象に、9月から土曜出勤を選択できる制度を導入することを明らかにした。営業先の職場のセキュリティー管理が強化され出入りが難しくなっているほか、共働きの家庭が増加し、平日の訪問販売が非効率になっているため。平日に会えない顧客の取り込みを狙ったもので、他の生保も追随しそうだ。
日本生命の営業職員は現在、約5万人で、そのほとんどが女性。月曜から金曜の平日勤務が基本となっている。9月からは、希望者に対し、土曜出勤が認められる代わりに、平日に振り替え休日をとる。全国107支社とその管轄下にある1589営業部で一斉に実施。土曜出勤は管轄の支社に出社する形態をとり、支社の管理職社員も交代で出社する。
営業職員は保険契約の相談に応じたり、就職や出産など節目での契約見直しなどのため、契約者の元へ定期的に足を運んでいる。この活動により、契約者が知人などを紹介してくれ、新規契約につながる例も少なくないという。
しかし、ここ数年、職場や家庭環境の変化で直接接触することが困難なケースが増えている。
日本生命はこれまで、実験的に土曜選択出勤を実施。電話などを通じ土曜に接触することで、実際に訪問につながる確率が向上したという。こうした実績を踏まえ、全社的に土曜選択出勤を導入することにした。