鳳鳴(フォンミン)―中国の記憶
2008-11-19
鉄西区の監督王兵の新作映画。「鳳鳴(フォンミン)―中国の記憶」一人の中国人老女が第二次大戦の終戦から今に至るまでに体験してきた歴史の一人語りを納めた映画です。終戦後の国共内戦、知識人下放、文化大革命、と世界の仕組みを一晩でまるきり作り変えるようなコトを何度もしてきた近代中国の歴史を体に刻み付けながらも、抑えつけられ、澱のように心の底に溜まっていた記憶を、個人の物語として再生する行為をただ記録した映像でした。
3時間近くある映画なのに、ショットはほとんど変わらず、観る者はただ語り続ける老女とその語りを聞き続けるだけ。カットが変わらないので、その語る老女を見続け、また、語りを聞き続けることを強いる、映画館という空間でしか成り立たないような難儀な映画です。体験してきたことがとんでもないことなので、話している内容、老女の表情の変化、カメラの前で起こったであろう時間の経過等々、の微細な情報を伝える為に、カメラを固定しただ長回しをヒタスラ行うという手法に行きついたのだと思います。この映画も前作と同様、観る者に映像を体験させる、という質のものであることは間違いありません。
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阿倍野神社・京都→帰宅
2008-11-17
今日も天気は晴れました。いつもは鈍行なので一日電車の乗って帰りますが、帰りもリッチに新幹線ですから、日が暮れるまで関西で撮影。大和西大寺から難波にでて、初めての南海に乗り岸里玉出に。南海難波駅で見た特急らぴーとは鉄人28号の頭いたいでかっこよかったです。
駅から出ると大阪です。やっぱり奈良とは違います。なんか大阪の方が派手な気もします。
帰りはフリー切符区間の京都に戻って新幹線。京都駅の上りホームへと登るエスカレーターでは皆さん右側を空けておりまして、すでにここから東京なのだな。京都駅はかなり混んでいたので自由席座れるかなぁ?と不安でしたが、余裕で座れました。2時間ちょっとで新横浜。移動疲れが無いというのはこんなにも楽なもんか、とつくづく感じました。移動が楽で速いと、その間にある空間への想像はなくなるなぁ、としみじみと思う。多摩まで戻ると、結構冷えます。やっぱり関西と関東は気温が大分違うなぁ。
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飛鳥に遊ぶ
2008-11-16
本日は朝方雨だったこともあり撮影はお休み。関西文化の日ということで、関西圏の美術館のほとんどで常設展が無料で見られる素晴らしい日です。取り敢えず、畝傍山の麓にある明治時代に作られた神武天皇陵を見物。で、その後歩いて、橿原神宮外苑で中学校駅伝が行われている中、
橿原考古学研究所付属博物館を覗くと、なんと特別展示で本物の木簡があるではないですか!千年以上前の文字を見て感動致しました。藤ノ木古墳出土品の本物の展示品も感無量でした。他にも大安麻呂の墓碑とか、人が描かれた縄文式土器とか、古代の展示は素晴らしかったのえすが、中世の展示がとってつけたような感じであって、こんなんだったらいっそ無い方がいいのに、とも感想しました。
その後バスに乗って万葉文化館に。一度見てみたかった
田中一村展を冷やかす。奄美時代の作品はそんなには展示されてはいませんでしたが、何点かは確実に迫ってくる絵があり、一度奄美時代の絵をもっと見てみたいものだ、と強く思った次第。
で、そこから歩いて本日のメイン石舞台古墳に。巨石の外観と古墳の石室だったということは知ってましたが、その中に入れるとは露知らず、中に入ってちょっと王と供に埋葬された奴卑の気分を味わいました。
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吉野・吉野神宮
2008-11-15
昨日の予報では雨でしたが、起きたら丁度雨があがって晴れ間もでてきたので、予定していた通り吉野に出掛けることに。
吉野神宮駅から機材を背負って山の上にある吉野神宮に向かって道を歩っていると、急に軽自動車が止まって、中からおばはんが「どこまでいくのん、乗ってく?」と言われて、びっくりしました。神宮まですぐのトコだったので、乗りませんでしたが、非常に嬉しい出来事でした。
撮影終わった後、折角ここまできたとゆうことで、一駅乗って終点吉野まで行ってみました。本日も第二スタートの時間が遅かったので吉野から先のロープウェーには乗らず、土産物屋が3軒ほどある駅前をうろついて、吉野の地図とか見取り図を見ただけで、帰ってきました。
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桜井・談山神社
2008-11-14
桜井の駅からバスで30分、藤原氏の氏寺の談山神社に。なんでも関西の日光だそうです。紅葉の名所だそうで、平日でしたが人出は結構なもんでした。
神社なのに塔があるという不思議な神社。なぜならば、明治維新時の廃仏毀釈が行われた時に、氏寺から氏の神社へと変更したのです。というわけで非常に神仏習合的な場所になっている訳です。藤原不比等の墓だという御破裂山にも登ってみまして、大和盆地が一望できてヨイ景色でした。
撮り終わった後に石舞台とか、大神神社とか、藤原京跡とかに行ってみようと思ったのですが、JR桜井線が一時間に一本しかなく、しかも出たばっかだったんで、いづれの場所にも日が暮れる前に着けそうになかったんで、乗り換え駅の八木で降りて、ぷらっとしてみました。近鉄百貨店とか映画館とかもあって意外に栄えてるなぁ、とゆう印象。
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京都・梨木神社
2008-11-13
京都駅で軽く昼を摂りながら、スペイン国王を出迎える警備陣を遠目に見つつ、主賓の登場を待つことなく地下鉄に乗り換えて丸太町まで行くと、そこでも信号ごとに警官が立って御一行を待っていました。そんな中私は一般公開中の御所には行かず、御所の外をぐるっと回って梨木神社へ。ここに来るのは下見も含めると三、四回目になりますです。そっからはいつもどおり、うろうろ撮りまして、日が暮れるちょい前までそこに居ました。京都市中の紅葉は再来週あたりが丁度いいくらいでしょう。
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World recalls end of World War I
2008-11-11
ヨーロッパでは戦争の記憶を辿る時に第一次世界大戦の存在がとても大きいんですね。飛行機、戦車、毒ガス、地雷、が戦場で初めて使われ、兵士だけでなく、一般人までもが殺される存在に堕落させられてしまったのが第一次世界大戦だっだのです。BBCの記事を眺めて、西洋と東洋との歴史経験の差がポンと頭に入ってきまして、勝手に転載した次第。
日本にいると第一次世界大戦ってのはすごく遠く感じますからね。でも、大日本帝国はドイツの植民地やなんかを自らの領土にしましたし、先進の帝国さん達が戦っている間に調子に乗って中国に対華二十一か条要求なんてものを突きつけましたし、欧米の工場が戦時経済に突入したもんで、その隙間を突いて、経済をぐぐっと成長させたわけです。そんあもんで、地理的には遠い戦争でしたが、諸々の関係性は深いわけです。
当たり前ですが、場所が持つ記憶というのは、ちょっと位置が変わっただけでホントに非常に違ってくるもんだ。そうすると、あんまり勝手に自分の立っている位置から見た景色だけが絶対だ、なんて云えなくなるもんだ。
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Posted by inamiyaphotos 20:13:24│Comments(0) │TrackBack(0) │その他
とんでもない人
2008-11-06
ほぼ日の「
とんでもない、原丈人さん。」という連載が非っ常ぅにおもしろかったので、リンクを張っておきます。
世界を実際に変えていくために、ものすごく大きなスケールで行動し、結果を残している人です。バングラディッシュにインターネットを整備するのに、現地NPOを会社に資本参加させ、より多くのお金がNPOに渡るような仕組みを考えたり。短期利益だけを追求する市場ではなくて、中長期を見据えた経営を評価する新しい市場を開設しようとしていたり。しかも、本業はアメリカのベンチャーキャピタリストと言う、なんだか兎に角もの凄い人です。
金融崩壊後に作り上げていかなきゃあならん、次の世界システムを考える上で、この人の発想の仕方ととんでもない行動力には感心することしきりです。
滅法面白いですから、読んだこと無い人は是非ご一読をお勧めします。です。
「とんでもない、原丈人さん。」
原さんの会社はこちら
DEFTA PARTNERS
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麻生の転び公妨
2008-11-05
10月26日に、渋谷から麻生の豪邸を見に行こうと軽いデモをしていた人が3人、いわゆる「転び公妨」で逮捕されました。転び公妨とは何ぞや、と言いますと、警察が逮捕したいと狙っている人にわざわざ当たりにいって、体がちらりとでも接触したら、すぐに公務執行妨害で逮捕する、という荒業です。まぁ言ってみりゃあ、当たり屋の一番性質の悪いヤツです。You Tubeにアップされている映像には、普通に軽くデモしながら歩いている人に私服刑事が自らぶつかりに行って、公務執行妨害で強引に逮捕するまでが、しっかりと映っています。森達也の「A」で見たのと同じ瞬間です。
警察が権力べったりで無茶苦茶なコトやるってのは当たり前のことですが、映像を見てその酷さの一端を見てもらいたいと思います。
映像はこちらから
麻生でてこい!! リアリティツアー救援会
Posted by inamiyaphotos 12:30:40│Comments(3) │TrackBack(0) │その他
稲刈り@多胡
2008-11-02
誘われて稲刈りに行ってみました。成田空港の近くの谷戸田。もう11月なんですが、古代米の収穫なので、こんなに遅いんだそうです。行ったのは、不起耕・無農薬で米を育てておる田んぼでした。商売している田んぼではなくて、放棄されていた谷戸を公園にして、その中で田んぼを作っているトコでして。手作りで作り直した田んぼなもんで水はけが悪くて、脛辺りまで泥の中に浸かりながらの作業でした。餓鬼のころに毎日のように嗅いでいた泥の臭いが懐かしかったです。
まぁ稲刈りといっても半分遊びみたいなもんでして、午前中2時間ほど鎌でもって刈り取りした後は、昼から餅やら野菜やらを鱈腹いただきました。午後遅くから網を持って田んぼにいる生き物を探してみようってなことで、蛙とかザリガニの幼生やら、ヤゴやら、甲虫の幼虫やらの、懐かしい奴等を久々に目にしました。無農薬の田んぼだから虫がいっぱいいまして、蛍も戻ってきつつあるそうです。
採った稲は天日乾燥させるので、はざを組んで、そこに掛けてきました。天日乾燥した米は非常に美味いそうなので、そのうち食ってみたいものです。
Posted by inamiyaphotos 21:19:40│Comments(0) │TrackBack(0) │写真的日記
先頃の金融崩壊についての所感
2008-10-30
「9・11」では政治面での20世紀との変わり目だったけれど、今回の金融崩壊は経済面での20世紀の終わりなんでしょう。と個人的に思っております。
資源の枯渇や、温暖化による気候変動、人口の増加などを考えますと、今後も20世紀的な大量生産・大量消費の循環を繰り返すことは不可能でしょうから、これからは環境や貧困、疾病といった超国家的規模の問題を解決しつつも、尚かつ、特定の国家・地域に住んでいる人だけが利益を独占する体制ではない、そのような仕組みを創って、経済を回していかなけりゃあならんのですが、これからの21世紀型の仕組みがどうなるのかは未だ霧の中です。私としても多少の理想はあれども、実際にどうなっていくかなんてことはさっぱり判りません。今後10〜20年の間に起きる、いや、起こさにゃあならんコペルニクス的な価値観の転換に対して立ち向かい、対応し、また、20世紀的な価値観と既得権益にしがみつく輩と闘っていかにゃあならんでしょう。既得権益とは何ぞやと言われれば、例えば、目先の議席の為に、後先考えずひたすら金をバラ撒くといったようなこともそうしたコトの一つでしょう。
この先の世代が生きていく希望が感じられる時代になるよう、目先の利益に目を眩まさないで、遠くの理想を見つめつつ、目の前の現実に対応していく、てなことをしていけたらよいなぁ。
Posted by inamiyaphotos 14:55:33│Comments(0) │TrackBack(0) │その他
佐野市・唐沢山神社
2008-10-26
昨日のチェックで、このままの方向で撮影を進めてもよかんべぇ、ということで、早速新しいトコへ。今日の目的地は佐野市なもんで、古河の畳屋に協力を仰ぎまして、栗橋で集合して一路佐野に。なんだかすれ違う車がちっともいない。長引くガソリン代の高騰が影響しているのか、急な株価下落の影響が早速出ているのか、天気が悪いからだけなのか、たまたま時間がそうだったからなのか。佐野市内のロードサイド店舗が集まっている通りもまぁガラガラでした。なんででしょうかね?
道の駅田沼で昼を食べてから、唐沢山に。中世から近世にかけて山城があったそうで、遺構もそこそこ残っております。車で登っていくと、下から見るより高くて昔は城まで行くのは難儀したろうなぁ、と。私も電車で来たら山頂までいくのは大変だったろう、としみじみ思い、車で来て良かったとホントに思いました。天気がベタ曇りだったのと、木が鬱蒼としている山中にある神社だったので、かなり暗くて結果は現像あげてみないと判らんですねぇ。
帰りは、足利まで足を伸ばして鹿島園温泉でちょいと風呂を浴びてから帰りました。
Posted by inamiyaphotos 23:16:35│Comments(0) │TrackBack(0) │写真的日記
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