国会図書館内にあるサイトです。戦後、日本国憲法がどのように作られたのか、日本で一番豊富な資料を元に、細かく、かつ、明快に説明しています。資料は画像データにされていて、普通にはまずお目にかかれない史料、
終戦の詔勅、とか、近衛文麿憲法改正要綱とか、
高野岩三郎の憲法改正案とか、をそのまま原本で見ることができます。
改憲派はGHQによる押し付け憲法だから日本独自の憲法を定める、とよく言いますが、これを読むとそんな単純なもんじゃあ無い!と言うことが良く判ります。「日本独自の」とか「日本独特の」とか言いますが、どんな人だって世界中に溢れている色んな考え方の中から好きだなぁと思うものを取捨選択して、自分の意見だと思い込んで主張するわけですから(特にあらゆる情報が簡単に手に入るネット時代に)、矢鱈と「日本伝統の」と叫ぶのは薄っぺらい感情論でしか無いでしょう。
当初政府側がGHQに出した改正案では明治憲法下と同じ様に、天皇が政治の頂点にあり、全軍隊を統帥し、国家神道の長でも在り続けるというものでした。当時の政権担当者達は、政治・軍事・宗教の全ての分野に天皇が君臨する「国体」を変更するつもりはさらさら無かった、ということです。これじゃあアカン、ということで日本、GHQは元より、極東委員会に参加した国々の人が皆で考えたものです。こんなにグローバルな憲法が他にありますか?凄惨な戦争の末に、二度と戦争を繰り返さないように、世界の様々な立場の人が、未来に向けての理想となるようなモノを考えたのではないでしょうか?
戦後60余年、国家が武器で人を殺していない、と言う誇らしい事実はこの憲法によってもたらされたものです。私は人を殺したくありませんし、戦場で人殺しをしてきた人が英雄として生活しているような社会は厭です。
なぜ誰もが理想として追求する平和を放棄して、自衛の名の下に世界中に戦争をばら撒くアメリカに追従しなければならないのでしょうか?戦争は破壊&再建で儲かるからですか?
3年後には改憲の国民投票が実施され愛国心を強要され、集団的自衛権を認める憲法案が国民投票にかけられる予定になりました。憲法とは如何なるものなのか、改憲が実施された場合どんな国になるのか?このサイトを見て当時の状況を知ると共に、憲法とはどんなものなのか?考えてみませんか?