「今日の政治は何人の罪とは言わざるも確かに国民道徳の平均点以下に堕落して、却って国民道徳を破壊しつつあり」
「議員各個に就いて見れば、何れも天下の名士、一廉の紳士であるのに、多数集合して団体として働くときは、此の天下の名士、一廉の紳士が洵に想像もできないような意外なる行動に出づる。群集心理と云ふ言葉を以てしては、決して之を弁護することは出来ぬ。」
浜口雄幸の「随感禄」より
昨年12月、
宮崎に帰省する時に十日市場で見送りした武井俊輔氏が見事県会議員に初当選しました。無所属・新人で9873人に自分の名前を書かせたというのは大したコトです。浜口が書いたような政治家にならぬよう、頑張って頂きたいと思ひます。
「日本人は健忘症である。」
「日本人の政治的責任感は、遺憾ながら、一般的に薄い。政治は結局国家の仕事であり、すなはち、国民の責任であることは、いまだ充分に自覚されておらぬ。政治家も、一旦辞職すれば、責任は解除せらるるものと、簡単に考へている。日本人は、政治を見ること、あたかも芝居を見るがごとく、鑑賞はしても、自分自身が役者の一人であり、みづから舞台の上にある、ことを悟ってはゐない。いかに手際よく、その日の舞台劇をやって見せるかに腐心するのが、また政治家であって、国家永遠のことを考ふるの余裕を有つものが少い。」
重光葵が『昭和の動乱』で大政翼賛会発足後の翼賛政治について書いた文章
各文とも武田泰淳著「政治家の文章」(岩波新書・E38)に抜粋されている文章を再抜粋しました。
石原慎太郎が当選して早速元通りのキャラに戻りました。あの調子ですと防災政策は期待できないでしょうから、皆さん自分で自分を守る努力をしましょう。