2001年とちょっと前に書かれている本ですが状況は変わっていないと思います。サービス残業や働きすぎが日本の専売特許でなくって、アメリカのホワイトワーカーにも日本と同じような過重労働がある、って本です。会社への忠誠とか家族主義的経営なんていうのも80年代まではアメリカでも当たり前の企業姿勢だったのが、新自由主義の横行によってレイオフの嵐が吹き荒れるようになる中で、企業に残った人への仕事量が際限なく増大していったと言う感じです。
日本の事には触れていませんが、日本は週60〜70時間の労働(週休2日とすれば一日12時間〜14時間)ってのは当たり前の勤務時間だと思われるので、やっぱり日本の方が酷いですね。今日本でもアメリカみたく派遣や請負労働を増やし、建保や年金をケチる事で目先の利益を拡大する方向に大きくシフトして、さらには、ホワイトカラーエグゼンプションなどとゆー横文字で何言ってんだか判らんが、要は残業代払わない制度、を導入しようとしていますなあ。以前はあったホワイトカラー、ブルーカラーでの企業からこき使われ具合の違いが、今ではホワイトでもブルーでも兎に角死ぬまでこき使え、変わりは世界中に幾らでも居る、とゆう風になってきたようです。今どんどん進んでいる企業による雇用破壊を考える上で参考になるんじゃあないでしょうか。日本はアメリカになることを目指しているのですからね。アメリカの状況を知っとくのは有益でせう。
近代になって工場が最初にできた時工場の勤め人は、工場労働に時間を売り渡すのは奴隷と同じ境遇だ、と思われ、勤め人は馬鹿にされたそうです。こうした時間に対する考え方というのは、また大事になってきているのではないでしょうかね。