起訴された場合の有罪率が99.9%という日本の司法の現状をよく伝えている、よい映画だと思います。ほとんどのシーンが法廷シーンで上映時間も長い映画なのですが、飽きさせない構成でした。
グアンタナモ〜、を観ても思いましたが、権力を持った組織が一度やると決めた事は、必ずその通りに実行しようとする習性があるようです。組織に属する人であれば、自分自身と組織を同一視するようになる経験は誰しもあると思います。その組織が大きくなるほど、組織を投影している自分自身も組織と同様に強く、エライ人であると錯覚するようになるのでしょう。警察といい、軍隊といい、国家の力そのものですから、そこに所属している人にはそういう考え方も強烈に現れると思います。国家の無謬性を前提にして警察・検察は間違いを犯さない、間違いがあった場合でもそれを絶対に認めない、という意識が問題なのでしょう。
日本はお上意識が強く、普通に暮らしていれば官僚や政治家が何をやろうが自分とは関係ない、逆らっても無駄だから適当にやり過ごせばよい、と考える人も多いようですが、近年の国家の暴走傾向を見ていますと、個人が国家に対してNOを突きつける行為が必要になってきたのではないでしょうか。
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