戦後、山西省に駐留していた日本軍が武装解除せずにそのまま居残り、国民党軍閥の閻灼山の軍隊に混じって2年間戦闘を継続した、という事実があります。それは当時の司令官の命令(天皇の軍隊が再度中国に攻め入る為の布石として日本に帰らず、中国にそのまま居残るよう命じたもの)であったが、2年後日本に帰ってみると、兵隊が自主判断で残ったのであり日本軍とは関係ないとされ、彼らの行為が正統な命令に基づいたものである、ということが否定されました。
映画は、この兵隊の一人であった主人公を追っています。日本兵として中国人を殺した事。他の日本兵が中国人を強姦する見張りをした事。行動を同じくしていた兵隊が自分が中国人を殺したことを忘れていた事。やはり、中国に向かった主人公と現地の中国人との会話の部分がいいと思います。なぜ、反日運動があれだけ広範囲に起こったのか? 中国でじさま、や、ばさま、に思い出話を聞けば日本人に殺された、強姦された、という話が普通に出てくる現実がある、ということです。この事実を無視して、国家統制された社会主義国だから簡単に人を動員できる、というのはどうなんでしょう? さらに、日本は原爆を投下された被害者という面は一部で、私たちのじさまにはアジア全域で人殺しをした人がいっぱいいるということです。→
日本鬼子
ただし、映画としてみた場合は?です。映像が非常に雑で、作品にするという意識が足りなすぎると思います。事実を追っていればドキュメンタリー、記録していればドキュメンタリー、という意識でなく、もっと映像を突き詰めるべきでしょう。内容があれば、形式はどうでもよいという意識で作られていたのが残念です。あと、音が五月蝿すぎました。
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