通関書類を見ていて、衣類だったら小売の10分の1くらい、家電製品なら3〜4分の1、日本に輸入される時点で日本製品の市場価格と政治性によって関税率が決められています。例えば靴なんかは1足当たり
4000円か輸入価格に対して30%くらいの関税がかかります。
しかし、輸入諸費用を払って遥々数千キロもの彼方の発展途上国でものを作ったり、サービスを使用したりする方が安くなる、というのはどうしてなんでしょう?製造物であれば、途上国から多国籍企業によって搾取価格で奪われた(買い上げられた)鉱物資源を使うのは、世界のどこでも一緒です。となれば違うのは労働者の賃金になります。賃金はその労働者が所属している地域、人種によって差別化されています。そして、人はどうやっても生まれた地域、住んでいる地域に拘束されますが、多国籍資本は国境に拘束されません。というよりも、かえって国境を利用し、賃金の安い場所で製造し、小売単価の高い場所に持っていって売る、ことで資本を増大させていきます。製造に伴う労働=雇用が地球規模で移動し、ITの発展で頭脳労働も発展途上国(英語圏でのインド)に移動が進んでいく中では、どこに住んでいても、
地球のどこかに住んでいる誰かと職業を奪い合うようになっていっています。 とまあ、通関に使うインボイスを見ながら、思ったりしております。