ぐっすりと眠っていた大ちゃんが目を開けると、青い空がどこまでも広がっていて、心地良いリズムで波の上を漂っているのに気が付きました。あれ、何で海の上にいるんだろ? 寝ていた上半身を起こしてぐるりと見回して、あ、そういえば、あれを食べてから寝ちゃったんだ。
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さ、帰ろう、と、海に入って島を探すと、あれ、ない。見えないよ。どこいっちゃったの?イルカさん?どこいっちゃったの?海の中に顔をつけて、イルカさんを呼んでみましたが、答えは返ってきません。ちょっと海の中に入って、泳いでみましたが、島は見えてきません。泳ぎが得意といっても、大ちゃんは魚のようにいつまでも泳ぎ続けることはできません。なんだか、恐くなってきた大ちゃんは、筏の上に戻ることにしました。
筏に上がって、周りを見ると、空と海がどこまでも続き、なんだか青に押し潰されそうな気持ちになってきました。なんだい、イルカさんに意地悪しないで一緒に遊べば良かったよ。と後悔しましたが、もう時は戻ってきません。一人ぼっちになった大ちゃんはとっても。心細くなってきて、泣きだしました。いったん泣き出すと、もう我慢できなくなって、わんわんと泣き続けました。泣きつづけた大ちゃんは、また、いつしか、寝てしまいました。