前回の”ジャック・ジョンソン”つながりで、’70年にサントラ版として録音された帝王マイルスのアルバム『ジャック・ジョンソンに捧ぐ』。
そうだよ本来”ジャック・ジョンソン”といえばこっちのことだよ。
タイトルの”ジャック・ジョンソン”はプロボクシング黒人最初のヘビー級チャンピオン。
このアルバム、安いギャラで適当につくったらしい。
が、それでもロックアルバムとしたら凄いんだからどうしよう。
そう、マイルスがこのアルバムで演った音楽はロック。
このころロック側からジャズへアプローチ、ジャズ側からロックへのアプローチが始まった。
実をいうと、僕はこのあたりの新しい何かを模索するような姿勢で作られた音楽が一番好きだ。
そこで帝王マイルスは最高のロックバンドを演ってやろうとこのアルバムが制作されたようだ。
A・B面1曲づつ、計2曲の構成。
マイルスのソロは当然にカッコイイ。
が主役は帝王以上に”ジョン・マクラフリン”。
カッティングギターが切れまくり、ソロ弾きまくりの「Right Off」は後にジェフ・ベックが「Freeway Jam」としてそのまま拝借しているんじゃないか?
それにしても、特に本作前のあたりの時期からの音楽は先見性、先進性の秀逸さが顕著。
とにかく新しい上に、今聴いてもとんでもなくカッコイイ。
それは多くの有名どころがフォロワーとなり、モチーフまたは真似をしていることで立証される。
マイルスの作品には著名な競演プレイヤーがあまりに多いので随時紹介しようと思う。
というか、彼らはみんなマイルスが有名にした様なものだけど。
”ジョン・マクラフリン”もいいのだが、やっぱりジミ・ヘンとの競演を見たかった・・・
合奏+合掌